#66 ページ17
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廉side
てっきりプレゼントなんかもらえへんと思ってた。
しかも中身はラブブレス。
『おこがましいながらも…みつからのアドバイスでオソロ……、、』
恥ずかしいのか照れてるのかどっちもなのか
「めっちゃうれしい、ほんまにありがと」
俺の顔見て安心したんか目がなくなるぐらい笑ってくれた。
『俺からもいい？』
「えっ、まだあるの！？」
あの日、あげれへんかったペアネックレス。
Aが記憶をなくした日
こんなことになるなんて思わなかった日
平凡に当たり前にすぎていくと思ってた日
「A」
『ん？』
「メリークリスマス」
あの日から眠ってた紙袋を取り出す
俺を見つめてたAの目がそっちに移って
さらにぱっと明るくなる表情
『ネックレスだ！』
『うれしい！！ありがとう廉くん！！』
そのあとは玄樹がケーキまで用意しててくれて
食べ終えたあとそのまま俺の家にAを呼んだ
『今日はほんとにありがとう』
ココアを片手にソファに座ってゆっくりくつろぐ
あ、もちろんお風呂は2人別ですぐにはいった。
「あげたネックレス付けたる」
Aの後ろに回って首にネックレスを通す
何故か視界が歪む。
あれ……？
泣いてる？俺。
『廉くん？ついた？』
「まだやって。」
『ご、ごめん』
俺のとこ、おってくれてありがとう。
そんな気持ちがこみあげてきて
『えっ』
思わず抱きしめた。
『ちょ、と、廉くん？』
「ありがとうな」
『うん？』
「このネックレス、記憶失くした日にプレゼントしようと思ってやつやねん」
『え？』
「やっぱりAに似合うわ」
『廉くん……ありがとう』
振り返って笑顔でそう言うもんだから
「ラスト1個、プレゼント。」
照れくさい気もするけど、お風呂上がりのまだ髪が濡れたAの唇に軽くキスをした。
ソファで並んでテレビを見てた
『廉くん、そろそろ帰ろうかな私』
「泊まっていかへんの？」
『迷惑じゃないの？』
記憶をなくしてから俺の家に上がるのも泊まるのも実は初めて。
「居てくれへんと逆に迷惑」
玄樹の店で少し飲んだシャンパンが二人とも抜けてきた
『じゃあお邪魔します…』
「ご遠慮なく。笑」
そんな会話をしてはや5分
「てか、A髪の毛まだ濡れてたけど」
「…あれ、…A？」
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ゆな(プロフ) - 話が深くて面白いですね。更新頑張ってください！！！ (2019年4月5日 20時) (
レス) id: c6227ef130 (このIDを非表示/違反報告)
0519nami(プロフ) - 更新お疲れ様です。凄く面白いです！学校で大変と思いますが続きのお話しを楽しみに待ってるので無理せず更新頑張って下さい！ (2019年1月30日 19時) (レス) id: 50354e6784 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんたこ | 作成日時：2019年1月30日 10時
