八話『ストック』 ページ9
❁⃘*.ﾟAside❁⃘*.ﾟ
A『どうぞ〜。』
私は七人を家に入れる。
一日振りの家は相変わらずと静かだった。
一人暮らしだからそんなものか、
と私は仕切り直し皆を案内する。
家に帰る前に買ったお酒等を
机の上に広げる。
A『今ご飯の用意するから待ってね。』
私は慣れた手付きで自家製のエプロンを
身に付けキッチンへと向かう。
私は早速冷蔵庫を開けて何を作ろうか
考える。
モトキ「俺も手伝う〜！」
A『ありがとう！』
お客様だから寛いでても良いのだけれど…
と思うがモトキ君の満面の笑みには
逆らえなかった。
…無難にパスタはどうかな…。
A『パスタ作ろう！』
モトキ「賛成〜！」
キッチンからダーマ君達を見ると、
各々の好きな事をしている様だ。
私はその風景にクスっと笑う。
ダーマ君に美味しいって言って
もらわなきゃねっ…！
私は気合いを入れてモトキ君と一緒に
パスタを作った。
色々な味が楽しめる様に、
オイル系の”ジェノベーゼ”
トマト系の”ボロネーゼ”
クリーム系の”カルボナーラ”
和風系の”明太子パスタ”
を作った。
私とモトキ君はイロトリドリのパスタを
机の上に並べていく。
シルク「美味しいそう〜…。」
ンダホ「早く食べよう！」
私が微笑ましく笑っていると、
ダーマ君がキュっと私のエプロンを
控えめに引っ張る。
私は首を傾げてダーマ君を見る。
ダーマ「…隣、座れよ。」
A『…!///うんっ。』
私はエプロンを取りダーマ君の隣に座る。
マサイ「いただきっ！」
一言短めにマサイ君が言うと箸でパスタを
掴み食べる。
それを見た皆は我慢出来ないと云う様に
次々とパスタを頬張る。
ザカオ「ごめんね、Aちゃん…。」
ザカオ君が申し訳なさそうに
眉を下げる。
私は笑いながら首を横に振る。
ダーマ「…美味い。」
私はその声に惹かれる様にバッと
横を見る。
ダーマ君は恥ずかしそうに頭を掻く。
A『…っ/////お口に合って
良かった…です…/////』
私は熱い顔を隠す様に俯く。
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ストック様に花言葉は、
「永遠の美」「愛情の絆」「求愛」
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作者名：叶夢~toa~ | 作成日時：2019年8月6日 22時
