アネモネ【ダーマ】 (ページ5)

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四話『福寿草』ページ5

❁⃘*.ﾟAside❁⃘*.ﾟ

さっきまでの緊張感は取れ今はモトキ君

以外のメンバー達と話し合いをしている。

モトキ君はと云うと台所で八人分の

料理を作っている。

料理は得意分野なので手伝おうかと

思ったらモトキ君に上手く言いくるめられて

しまった。

そして彼等達は今大人気のYouTuberだと

云うのだ。

何の取り柄も無い私がこの場に居て

良いのだろうか。

暫くするとモトキ君が八人分の料理を

持って来た。

A『ごめんね…。モトキ君、私の分まで

作らせちゃって…。』

私はモトキ君に苦笑いで話し掛ける。

モトキ「俺が好きで作ったんだから

いいの！」

モトキ君はお得意であろう有無を言わせない

笑顔に私は圧倒される。

モトキ「ねぇ、ちょっとシルク退いて。」

シルク「先にAの隣に座ってたの

俺だもん！」

二人の間で火花が散る。

私は解決策を見出す。

A『モトキ君、一回此処に座って？』

私は立ち上がりモトキ君を私が座ってた

場所に座らせる。

モトキ君とシルク君の頭の上には

疑問符で沢山だろう。

私はシルク君とモトキ君の間をすり抜けて

モトキ君の膝の上に私が座る。

A『ほらっ…！これで問題無いでしょ？』

私の方が身長は低いしモトキ君が

食べにくい事は無いだろう。

私は一人で自己解決しながらモトキ君が

作った料理を食べる。

A『モトキ君…！美味しいよ！』

絶妙な塩加減に私は一人笑みを零す。

モトキ「…///Aちゃんの口に合って

良かった。」

モトキ君は私の感想に答える。

私が今まで食べて来た事の無い…、

例えるならば…”幸福の味”だ。

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福寿草の花言葉は、

「幸せを招く」「永久の幸福」「幸福」