教授の彼女

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会議、と言うよりも小さな話し合いも終わりオフィスに戻ってきた


あの人、こだわり強くて癖ある難ありな人だけそれに負けないくらいの発想と技術


話していて飽きなくていい


ｼｭｳｶ「おかえり、助かったよありがとう」


『いえ、これくらい



　あ、社長
　休憩の残りの30分なんですけど、30分早く帰ってもいいですか？』


ｼｭｳｶ「いいよ、予定でもあるの？」


『、、、はい』


ｼｭｳｶ「、、、へぇ、莉桜ちゃんが言ってたの納得だね」


ﾘｵ「ですよね！」


莉桜さんが言ってたこと？

全く意味がわからず首を傾げてみんなを見ていると椿さんが笑顔で教えてくれた


ﾂﾊﾞｷ「Aさんに好きな人ができたんじゃないかって前に話してたんです。

　最近は良くお昼出かけるし、スマホで何か打ってる時の顔が乙女だって莉桜ちゃんが言ってて」


『えっ』


そんなにわかりやすいですか私！

みんなにバレてるって恥ずかしすぎる


ｼｭｳｶ「いるんだね」


『はい…すいません職場に持ち込んで…』


ｼｭｳｶ「責めていないよ
　むしろAさんの人間らしいところが見れて嬉しい」


ﾘｵ「はい！めっちゃ可愛いですね！」


『、、、』


顔が赤くなっているのがわかる


可愛いって言われて照れないわけないじゃない


ﾂﾊﾞｷ「取引先から口説かれても顔色ひとつ変えないAさんが！？」


ﾘｵ「うそっ、言われ慣れてるんじゃないん！？」


ｼｭｳｶ「言っておくが仕事モードのAさんとプライベートのAさんは別人だよ


　乙女だしかわいいし、ぬいぐるみ大好きだし、甘いものも大好きなんだ」


ﾂﾊﾞｷ「なんで教えてくれないんですか」


ｼｭｳｶ「Aさんのことだから、切り替えしっかりしたいしバレたくないと思ってね」


さすが付き合い長いだけあります社長


その通りです


ﾘｵ「ギャップえぐ…めっちゃ可愛いやないですか」


ｼｭｳｶ「で、噂の相手はどんな人？」


『、、、




　とにかく優しくて、素敵な人なんです
　落ち着いてて大人で声も素敵で、一目惚れでアピールしてたら、今日話したいことあるからお迎え来てくれるって…』


ﾘｵ「お迎え？絶対告白ですよ」

ﾂﾊﾞｷ「ですね。なんか私が緊張してきました」


ｼｭｳｶ「いい人そうでよかったぁ
　A、いい女なのにこのまま1人で生活していくのかと心配だったから」


『余計なお世話ですよ柊花さん」

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