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「Aさま、Aさま…」


『んー…』



「本当に、こんなことで癒されるのですか?」



ベッドの上で足を延ばして座る主人


その膝の上に頭をのせるのはこの俺、トライド



確かに撫でて欲しいとは言ったものの、今はAさまには休んでほしい


だけど何度質問してもAさまはこのままでいいと、俺の頭をずっと撫でているのだ



「何があったのか、聞いてもいいですか…?」


『んー…そうだね、
 トライドはさ、好きな人いる?』



好きな人


主人のことだろうな



「います」


『その人が、自分の知らない男の人といて、』



「、、、いやです」



『あらら、最後まで聞いて
 更に最初は自分といたのに先に帰れって言われて、どんな中なのかも教えてくれなかったら、どう?』



「それは、、、」



Aさまが俺といるのによくわからない男との時間を優先するということだろう



「いやです、、、いやですAさまっ…」


『私?私で想像したの?』


「俺といるときは俺を優先してほしいです…」


『そうだよね、うん、、やっぱそうだよね』


「つまり、、、Aさまはティキミックと出かけた先でそのようなことがあったということですか?」



『そうだね、、
 きっと私と出会う前にあっていた女性なんだろうな…

 花嫁なんて急に現れたら、私の方にくるでしょ?ノアメモリーがそうさせてるんだ』



「ち、ちがいます、Aさま」


『トライド?』


「ティキミックの肩を持つわけではありませんが、

 俺たちはノアメモリーも有しますが、俺たちとしての感情があります。俺たちのあなたへの接し方はそれぞれ違うでしょう


 花嫁を大切にする。それはノアメモリーのものであり俺たちの意思でもある。

 甘えたい、傍にいたい、見守りたい、恋人になりたい、、それぞれ意思を持っているんですよ」




『そう、、なの、、、』



「お、おれは、、、そ、ばにいたいし、、お役にたちたいですし、、、あ、甘えたい、です…」



『トライド、、ありがと。元気出た
 今日はいっぱい甘やかすね。

 あとそれから、、、一緒にいるだけで役には立っているし、、今日はずっとそばにいる?』



「そ、それは俺の要望ですか?いいのですか?」




『うん、今日のお礼』


「ティキミックが帰ってきても?」



『一緒にいるときはトライドを優先、でしょ?』




「Aさまぁ…!」

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設定タグ:Dグレ , ティキ・ミック , 神田ユウ   
作品ジャンル:恋愛
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月下*妖狐(プロフ) - 神田可愛い(*´ー`*) (2017年5月6日 22時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - ルベリエマジ許さん:( #´°ω°` ):イラッ (2017年4月24日 20時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)
アンダーテイカー(プロフ) - はよ、神田さん夢主ちゃんを助けてやぁぁぁぁぁ!!・・僕の純粋な願いですね…はい…… (2017年2月28日 22時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒パラ | 作成日時:2017年2月28日 22時

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