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本気で分からない


この人は私のことが好きなんだよね?なのにこの場(何か訳ありそうな女の人と一緒)から私一人を帰らせようというのか


デートだと言っていたのに

せっかくおしゃれしてきたのに



『、、、』



「A?」


きっとこの人は


私と、花嫁と出会う前にあっていた女性なのだろう



私と出会っていなかったら、この人たちは付き合っていたりしていたのかな


だったら私は


邪魔者だ


「ティキさん、こちらの人は…」



「あー…いや、まぁ…


 A、ほんと悪い。先に行っていてくれ」


『、、、何、それ』



私を紹介したらいいじゃない


今の彼女だって


それすらしないの?そんなに私をこの人に彼女だって教えたくない?



『わかった、いいよ』


「あぁ、ごめんな」


『ティキ、は…もういい』



「あ?俺?」


『えぇ、そうよ
 あなたはもいい。他に私の相手をしてくれる人のところに行くから、ゆっくりしていたらいい』


「なんでそうな…!」
『じゃ、さよなら』


ティキが言い終わる前に遮って人ごみの中に紛れ込むように歩く


追いかけられてもいいように、路地裏に入って能力を発動し空間転位をした








トラ「!」


自室で横になっていると急に部屋の隅の方で音がした


起き上がって振り返ると


トラ「Aさま!」


能力で空間転位してきたA様がいた


「どうなさったのですか!?」


俺の部屋にこんな能力を使ってくるのは何かがあったからに違いない


駆け寄り顔を覗き込むと

泣きそうなつらそうな顔で、初めてのことにどうしたらいいのかわからない



「今日は確か、ティキミックと出かける予定ではありませんでしたか?

 あいつに何かされたんですか?」



『トライド、急に来てごめんね…

 ちょっと集中できていなくて、座標間違えちゃったみたい』


笑っているがいつものような元気はない

俺の主人になにをしているんだ、ティキミック…!


『部屋に戻るね』


「だめです

 Aさまの部屋はティキミックと同じでしょう。またあいつと同じところにはいかせたくありません」


『だけど、今日はなんか疲れちゃったから、もう横になってしまいたいの』


「だったら、俺も一緒に行きます」


『トライド、迷惑でしょ』


「全くそんなことはないです。
 また、撫でてくれたらそれでいいので」



まだ何か言いたそうなAさまを抱き上げて部屋へと向かった

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設定タグ:Dグレ , ティキ・ミック , 神田ユウ   
作品ジャンル:恋愛
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月下*妖狐(プロフ) - 神田可愛い(*´ー`*) (2017年5月6日 22時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - ルベリエマジ許さん:( #´°ω°` ):イラッ (2017年4月24日 20時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)
アンダーテイカー(プロフ) - はよ、神田さん夢主ちゃんを助けてやぁぁぁぁぁ!!・・僕の純粋な願いですね…はい…… (2017年2月28日 22時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒パラ | 作成日時:2017年2月28日 22時

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