ノアの花嫁２ (ページ30)

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食事を終えて一息ついたところで

やはりやってきたのはジャスデビ

『遊ぶって言っても、何をしようかねえ』

ゲームとかも手元にないし

考えている間にもジャスデビはまだかまだかとそわそわしている

なんか、犬みたい

犬…

いぬ…

『あ、』

テーブルに置いてあったハンドタオルサイズのふきん

それを丸めて

『とってこーい』ポーイ

ちょっと冗談のつもりで投げたけど

2人とも全力ダッシュで追いかけ始めた

「っしゃ！俺だ！！」

「負けたー！A、もいっかい！ﾋﾋｯ」

割と本気で楽しんでるみたい

デビッドが私にタオルを渡して次の準備をしている

やる気満々だ

『よし、じゃあ次は、、、』

同じようにポーイっと投げる

ジャスデビが取りそうになった瞬間に

『次元喉果(ハスキーボイスディメンション)』

タオルの方に手をかざす

タオルと花瓶を入れ替える

『屈折した愛情(エモーショナルターニング)』

シュン

「あれぇ！？」

「花瓶じゃん！」

ジャスデロが花瓶をキャッチしてあたりをきょろきょろ

「あ！あった！！」

花瓶があったところにタオルを発見したジャスデロが走る

『屈折した愛情(エモーショナルターニング)』シュン

今度は絵画と入れ替える

「また！」

「つぎはどこだ！」

またきょろきょろしてタオルを探す

見つけてはいれかえてを繰り返して、動き回る２人を見て楽しんでいると今度はまた別の人物

「、、、Aさま」

『トライド、ごめんね待たせちゃった』

「ん、平気
　だけど、今度は俺の番」

椅子で足を組み座る私の横に膝をついて、私の膝の上に頭を置いた

「あなたが来るまでずっと待ってた」

『うん、いなくなったり遅れたり、ごめんね』

頭を撫でると嬉しそうに気持ちよさそうに目を細める

完全に黒猫

トライドを可愛がりながらジャスデロの相手もする

『トライド、かわいい』ｼｭﾝｼｭﾝｼｭﾝ

「、、、Aさま」ｺﾞﾛﾆｬﾝ♡

「うわぁぁぁ、次はあっち！！」

「ﾋﾋｯ、楽しぃ～！！」

「Aねぇ、人気だねぇ。にしても器用」

「それでこそ花嫁デス♡」