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白い廊下を歩くティキの足音だけが聞こえる


心地いい



「もうすぐだからな」


『ん、ティキ…生きてたぁ、、、』


「今死にかけてるやつにいわれたかねえわ」



困ったような笑顔を向けられて


お腹が痛いはずなのにそれ以上に胸が高鳴る



あぁ、ティキ



大好き


会いたかった



「おい、そんな顔すんな」


『、、、どんな顔?』


「可愛い顔
 手ぇ出したくなる」



『ティキなら、いいよ…』



「ばか、今できるわけねえだろ」



『じゃ、あ、、、治ったら、』



「あぁ、そうだな」



ドアが開かれて中には千年公と、ロード



「おい、千年公
 早くAを」



「分かっていマス♡そこに寝かしてください」


千年公が杖で指したソファに寝かされる


『ぐっ…』



「悪い、痛かったな」



心配そうに私の顔を覗き込む



「じゃ、行くよ」


ロードが私の手に触れたかと思えばAKUMAに刺されたお腹に光が集まり始めた


メリメリと気持ちの悪い音がし始める



『!?』


「ごめん、痛いと思うけど我慢して」



お腹を引っ張られるような、だけど押し込まれるような


刺されたときよりも気持ちの悪い感覚



『あ”っ!!』


脂汗が顔を伝う



「あと、少し…!」



『ふぅ…ふぅ…!』



「A、」


『ティキ…』




骨や肉の生える音と私のうめき声が部屋に響く


「、、おわ、った」


私の傷を治したロードも汗をかいて力なくその場に座り込んだ


『す、ごい…ありがとうロード』


「ん、
 もうこんなケガしないでねAねえ」


『うん、約束する



 …なんだろ、す、ごく、、、眠たい…』



「Aねえも僕と一緒だよ

 体力だいぶ使ってるはずだから眠くなる」




「A、お疲れ

 運んでやるから今はゆっくり眠っとけ」



ティキにも、お礼言わないといけないのに


今は


できなそう



『うん、、ありがと、』


起きたらちゃんとお礼言わないと



「おやすみ、愛しの花嫁」

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設定タグ:Dグレ , ティキ・ミック , 神田ユウ   
作品ジャンル:恋愛
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月下*妖狐(プロフ) - 神田可愛い(*´ー`*) (2017年5月6日 22時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)
月影(プロフ) - ルベリエマジ許さん:( #´°ω°` ):イラッ (2017年4月24日 20時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)
アンダーテイカー(プロフ) - はよ、神田さん夢主ちゃんを助けてやぁぁぁぁぁ!!・・僕の純粋な願いですね…はい…… (2017年2月28日 22時) (レス) id: b3656ffd00 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒パラ | 作成日時:2017年2月28日 22時

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