ノアの花嫁２ (ページ19)

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あの後

食堂でみんなとご飯を食べて、神田くんの視線に耐え切れず早々に部屋に戻った

ずいぶんと体が重たく感じて、そういえばいろいろあって疲れていたことを思い出してベッドに体を沈めた

『敵襲！！』

次に目を覚ましたのはゴーレムからの声が聞こえた時だった

『敵襲…？』

体の奥がざわつくような感覚、、、、

この感覚、間違いなくAKUMAだ

〈エクソシスト及び本部内全団員へ！第五研究室にアクマ出現！現在エクソシスト2名が応戦中

　元帥及び以下のエクソシストは至急方舟3番ゲートのある間へ

　ノイズ・マリ、ミランダ・ロットー至急3番ゲートの間へ〉

私は？

2名って多分アレンくんとブックマン

行かなきゃ

屋根裏から飛び出て3番ゲートの間へ

「いたぞ！Aさんだ！」

『ねぇ、そこの君！今戦ってるエクソシストってだれ？』

「Aさん、あなたを戦わせるなとコムイさんから仰せつかってます。行かせるわけにはいきません」

コムイさんが？

『なんで…』

なんて聞かなくてもわかる

私がノアの花嫁だから

相手に近づかせるわけにはいかないからだ

そんなことわかっているけど、

『私が行けば、AKUMAをすぐにでも撤退させられる

　亜空間に閉じ込めてしまえば、一瞬で…』

「捕まえろ！」

言い切る前に私の前に立ちはだかる教団の人たち

『やっ、こないで』

「手荒ですがあなたを捕縛させていただきます」

つかまってしまえば逃げ出せない

私のイノセンス、次元喉果(ハスキーボイスディメンション)

一ノ技王の座標(キングマッピング)は私単体ではなく私の周りの空間ごと別の空間と入れ替える

そのため私に触れられるとその人ごと、もしくはその人の体の一部ごと一緒に移動してしまう

ならば、触れられる前に

『次元喉果(ハスキーボイスディメンション)』

イノセンスを発動し、

『王の座標(キングマッピング)』

第五研究室に移動した

「増援デスか？」

『ずいぶんと可愛い見た目のAKUMAね』

「褒めていただきアリガトウございます

　あなたは…あまり強そうに見えまセンネ」

『褒めてくれてありがと

　パワータイプじゃないのよ』