ノアの花嫁２ (ページ11)

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アレンがティキの前で剣をかまえる

『ティキ…！！』

ロードと私がが同時にティキの元へ行こうとする

しかし

「いい」

ティキに来るなと制される

『ティキ、逃げて！！！』

「この戦争から退席しろティキ・ミック！！！」

『アレンくんやめて！！』

ｽﾞﾄﾞｯ

大剣がティキを貫いた

「悪いな、、、、ロード、、、」

「ティッキー、、、、」

苦しむティキを見つめる

あんなにティキの前に立ちはだかって邪魔をしたのに心配なんかして

あぁ、自分が情けない

どっちか考えられない自分が、、嫌だ

唇を噛んで俯く

「A、、、、」

『えっ…』

ティキに呼ばれ顔を上げれば

いつものように優しいティキの顔

「さっきは、、悪かった、、、、、

　痛かったよ、、な、ぁ、、、、、、」

『謝らないで…

　痛くないよ、ティキ、手加減してくれてたじゃない』

「ははっ…バレてる…」

またティキの口から血が溢れ出る

『も、話さないで…無理しないで…』

ヨタヨタと力なくティキに近づいてぎゅっと抱きしめた

「愛してる、、、A、、愛してるぜ、、」

『私も、愛してる』

「また、、会おうぜ…迎えに行くから」

『うん、約束。待ってるね』

私の背中に回していた腕が力なくずり落ちた

『ティキ、おやすみなさい』

「全員動くな。動くたら刺す」

いつの間にかロードのキャンドルが全員を包囲していた

『ロード、、』

「Aねえも動かないで。僕ちょっとイラついてんだよね」

　あの子ラビっていうんだよね、そいつの心めちゃくちゃにしてやる」

今までになく殺気立つロード

「このキャンドルのいたさは知ってるよねぇ？
　刺されたくなかったら絶対動かないで」

『ロ、ロード…』

「A姉…

　ごめんねぇ」

ドスっ

『え、、、、ろぉど？』

意識が遠くなる

「A姉のことは僕らは殺せない

　だからそこで終わるまで待ってて。また、邪魔されたら困るし。

　じゃあ、おやすみぃ〜」