5 ページ6
ずっと考え続けて言えるか不安だったその言葉は
口にしてしまえば思っていたよりも軽くて簡単に声に出せた
心のモヤモヤも少し晴れる、そんな感じがした
「は、、待って、Aさん、、」
『もう十分待ったつもりだよ
いつか気づいてくれるとか、前みたいに戻るとか
だけど君は変わらなかったから、もうここまで』
「俺、いやなんすけど…」
『うん、でも君も大人なんだから、嫌なことも受け入れないと』
「待って、なんでそんな顔するんすか
他人みたいな、もっと優しい顔だったじゃないすか…俺だけには、」
『だって、、、
君もう他人やん』
「っ、！
俺絶対認めないです、本当に、、無理です」
『今更すごい焦るね
んー…なら君に新しい彼女ができるまでは一応付き合おうか？』
「できないです、、Aさん以外の彼女とか嫌です
俺、大学生の時から今まで好きなのAさんだけ…」
『長々と付き合い過ぎたのかもしれないね』
「そんなわけない…！」
『もう、何言ったってだめだよ』
「、、、Aさんは、これからどうするんですか…
俺と別れて、新しい彼氏作る？」
『そうなるよね
お母さんからも心配されるから、歳が近くて価値観合う人探すよ』
「、、、嫌です、無理です…俺以外がAさんに触るの、嫌です」
『君は大人なのに子供だね』
「そんな俺を可愛がったのAさんやん、」
『痛いとこつくね』
「もっと、これからも可愛がってよ」
『だから、もうダメだって。潮時
ほら帰りな。ここでバイバイしよ』
「帰ったら、もうこここれない…？」
『荷物取りに来るくらいは、いいよ』
「それが終わったら、？」
『そこでおしまい』
「、、、いややぁ」
とうとう泣き出した
声を上げるような感じではないけど、ポロポロ涙が溢れてくる
前までは拭いてあげたけどもう私の役目じゃない
『いやじゃない、
いい子だからちゃんと聞き分けて
私たちはもうおしまい、この先はない』
「っ、、、今日は、帰ります」
ゴシゴシと荒っぽく目元を袖で拭って立ち上がった彼は
コーヒーを一気に飲み干してからになったマグカップを寂しそうに一瞬見つめて
家を出て行った
『、、、大好き』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 686人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピッピ168号 - ↓×転載 ○天才 すみません誤字りました！ (9月2日 14時) (
レス) id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - 好きですはい。完結…ですよね？おめでとうございます！utセンセのお話への持って行きかたも上手でこやつ転載か？とおもいましたよ！(語彙力ないけど伝われ〜！)ut編も見てきますね！ (8月31日 10時) (レス) @page43 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
黒パラ(プロフ) - ピッピ168号さん» 更新長らくお待たせいたしました。同棲生活、ドキドキですね (8月22日 22時) (レス) id: bea5130225 (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - shpくんの家の合鍵っっっ…ください！！！！！！いや姉さんのも欲しいです！はい！ください！ (8月8日 16時) (レス) @page38 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - ふへへへへへへ復縁したぜԅ( ิټ ิԅ)ｸﾞﾍﾍﾍ(キッッッショ)いやはやイチャイチャてぇてぇ (7月20日 18時) (レス) @page37 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒パラ | 作成日時：2023年6月3日 21時
