人気者不人気先輩と地味系美女後輩

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「聞き捨てならないな」


それは私でも桃でもない、別の人の声



『、、、菖蒲さん
　茉莉に、冬華さんまで…なんで』


振り向けば

かなり危ない怖い雰囲気を醸し出す3人



ﾏﾂﾘ「やばいのいるじゃん
　はぁ〜、だるそぉ」

へそだしピアス＆いかついタトゥーで桃をみて悪い笑顔を浮かべる茉莉




ﾄｳｶ「うちのAちゃんに何ガン飛ばしてんじゃボケコラァ」


清楚な見た目では考えられないほどの睨み

圧倒的肉食獣の目の冬華さん





ｱﾔﾒ「へぇ、君がAが言っていた大学の…

　今も少し話聞いたけどなかなか性格悪いね」

目が笑っていない笑顔で詰め寄る菖蒲さん





あっ、これやばいやつ


私の味方をしてくれているのに私が冷や汗をかくくらい柄の悪い3人組がやってきた



1人ヤンキーやし、1人ヤカラやし


桃はすっごい顔色悪くしている

ちょっとザマアミロとか思ったり




『3人揃ってどうしたんですか』

ﾄｳｶ「Aちゃんもうすぐ誕生日って聞いたからそこの雑貨屋さんでお買い物しようと思ってね」


『あ、すぐそこのおしゃれな雑貨屋さん』


ﾄｳｶ「そうそう！好きそうなの多いって茉莉ちゃんから聞いて案内してもらってたの」


『そんな、嬉しいです』


ﾄｳｶ「かわいいねぇAちゃん」


ﾓﾓ「猫被りやん、うちとは態度全然ちゃうやんA
　ﾄｳｶ「入ってくんなやお前は、やかましいねん」


完全に桃を敵としてみなしている冬華さん

あかん惚れそうかっこいいギャップえぐ好き…



『茉莉は冬華さんの付き添い？』


ﾏﾂﾘ「そだよ〜、Aちゃんと偶然遭遇しちゃった」



『菖蒲さんも？』


ｱﾔﾒ「ん？いや、私は偶然
　デート中にこの2人に出会って、彼氏くんがタバコ吸いに行ったからその間一緒に行こうかなって

　彼氏くんよりも茉莉達との方がAのプレゼント選びやすいやろうしね」


『ありがとうございます』


ｱﾔﾒ「いや、構わないよ。友達だからね



　それよりも、桃って君のことだったんだ
　私のこと知っているだろう？」



『えっ、知り合い？』



桃は茉莉達が来てからやばそうな顔をしていたけど


それは怖い3人衆が来たからではなく菖蒲さんがいたから？



一体どういう関係だ？

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