第６章 「ぼくらの未来」�� ページ10
突然変異したメイクーモンは現実世界へと渡り、イグドラシルに操られたデジモンたちも続々と姿を現した。
世界崩壊の危機のなか、子どもたちも現実世界へと戻される。
夏休みの校舎に身を隠しながら、現実世界もデジモンたちも救える道を模索する中、
イグドラシル、ホメオスタシス両者の対立に巻き込まれ、太一たちは誰と戦っているのか分からなくなっていく。
敵意を向けられ暴走するメイクーモンはさらに姿を変える。
イグドラシルの使者、アルファモンまでもが姿を現し、進化していく三つ巴の戦い。
暴走し苦しみ続けるメイクーモンを救うため、メイコは一つの答えを導き出す。
「メイちゃんを殺して」
太一はメイコの心の痛みを受け止め、その決意を引き継ごうとするがｍ￥、
ジエスモンが放った攻撃に巻き込まれ、崩壊する大地に飲み込まれてしまった。
悲しみと絶望が光を闇へと落とし、テイルモンはオファニモン フォールダウンモードへと暗黒進化。
さらに、メイクーモンに取り込まれ、邪悪な存在へと姿を変え、現実世界を闇で包み込んでいく…
・
・
・
「っ…！」
あれ、俺、、
どこだ、、ここ、、、
俺、確か、、、落ちて、、、それで、、、
「いってぇ…」
身体中がいたい、なんだこれ、、
そりゃそうか…
崩れる地面から落ちたんだ
生きてるんだよな、これ
「、、、なら、寝てる場合じゃねぇ、な…」
痛む体に鞭打って起き上がる
「！
そうだ、Aは…西島先生は…！？」
最後に見えたのは俺に手を伸ばして一緒に落ちていくAと西島先生の姿
一緒に落ちたなら２人もいるはず…！
あたりを見渡すとここは研究施設のようなところだと分かった
そしてさらに横たわるAも見つけた
「A！！」
落ちてきた衝撃で怪我をしているところも多いが息をしていることが確認でき少し安心する
そっと肩を抱き上げて声をかけた
「おい、しっかりしろ！A！」
少しするとゆっくりと目を開けて俺をじっと見つめてきた
「分かるか？」
『、、、う、ん…
たいちくん、無事で、、よかったぁ…』
自分も怪我しているのに
ふにゃっと顔をほころばせて笑顔を作った
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作者名：黒パラ | 作成日時：2022年8月18日 23時
