勇気と慈愛 tri Ⅱ (ページ8)

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それぞれ究極体に進化

そしてオメガモンに進化しメイクーモンを海に誘導することに

海までメイクーモンとジエスモンを誘導すると、海に歪みが現れ全員で飛び込んだ

飛び込んだ先はデジタルワールド、あたりは岩だけの荒野だった

上空で戦うオメガモンとジエスモン

さらにはそこに時空を割って表れたアルファモンも現れて大乱闘となる

一体何と、何のために戦っているのかも分からなくなるくらい混戦状態となった

メイクーモンを止めたい俺たち、オメガモンを攻撃するアルファモン

更にジエスモンを攻撃するメイクーモン

ジエスモンに攻撃するアルファモン

激しい戦いによりオメガモン以外は幼年期にまで戻ってしまった

こちらにも衝撃波が来るほどの激しい戦いに圧倒される俺たち

「見境なしか！」

「メイクーモン！これ以上メイコさんを悲しませないで！！！」

『お願い！止まって！！』

「メイ、、メイちゃんを…

　…殺して」

望月の小さな声が全員の耳に入った

その言葉に固まる俺たち

「メイコさん！」

「何言ってるの！？」

「言ったでしょ！

　パートナーはお互いの希望なのよ！
　これじゃあ、絶望じゃない！！」

空の言葉になにも反応しない望月

「それじゃあ、メイクーモンを殺すことが、、メイコちゃんの中にある希望の答えなの？」

否定も肯定もしないが

その反応だけでわかる

”私、メイちゃんのこと大好きだで…”

望月は苦しんでいるメイクーモンを助けたいんだ

「分かった！」

「待てよ！
　確かにすべての原因はメイクーモンだ！！

　だけど、メイクーモンは彼女のパートナーなんだぞ！

　かけがえのない！！」

「太一…

　全部メイクーモンに、、あいつに背負わせて、それでおしまいにするっていうのか！」

「あぁ、終わらせる。俺たちで
　あいつらの思い通りにさせてたまるか

　メイクーモンは仲間だ
　俺は、

　仲間の痛みから逃げない！！
　俺たちは、選ばれし子供たちだ！」

「ふざけるな、仲間を犠牲にする希望なんてあってたまるか！太一！！」

俺につかみかかるヤマトだがそれを光士郎が止めた

望月は一言「メイちゃん、、」と声を発し立ち上がる

そして小さくありがとうと言い、戦っているメイクーモンたちのもとに走って行った

『だめ！危ない！！』

それを追いかけて俺とヤマトが走る