勇気と慈愛 tri Ⅱ (ページ22)

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俺たちの公開告白後

望月は俺たちに深々と頭を下げて謝った

そしてそのあと

「、、、ありがとうございます」

目に涙を溜めながらも笑顔でそう言った

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あれだけの混乱もあり学校の再会は1週間後だった

休みの間だったがAは用事があるといい1週間全く会えず、今日は久しぶりに学校で会えた

「用事って何だったんだ？」

『それがね、

　1連の騒動も一応終わったじゃない？だからイタリアに戻るかどうかってお話をお父さんにしに行ってきてたんだけど、』

「えっ！」

イタリアに？

そういえば忘れてたけどAとかミミは元々海外にいて姫川さんたちに今回の事件ために日本に連れてこられたんだった

まって、1週間前に付き合ったばっかでもっと色々したいことも行きたい場所もあるんだけど、

「無理、無理無理無理」

『最後まで話聞いてって…』

「お、早いな太一、A」

とそこに投稿してきたヤマトと空

廊下で話していたから俺たちに話しにヤマトたちも入ってきた

「なんの話？」

『イタリアに戻るかって話」

「で、どっちなんだ？」

『戻らないよ。

　元々こっちに帰ってくる予定だったし、高3にもなれば1人で大丈夫って言ってきたから』

「お父さんなんて？」

『いつもどおり。

　無言でこっち見てきて、それから「わかった」って一言』

「相変わらずだなー」

Aのお父さんはAのお母さんが亡くなってからずっと仕事ばっかでAにはあんまり関わってこなかった

初めて会った時も冷たい印象だったのを覚えてる

『だから一緒にいれるよ』

「よかったぁ」

「すれ違ってたときには考えられないくらいラブラブね」

『ふふ、もう我慢しなくていいんだもん』

「なー」

Aの方に腕を回してくっつく

あ、いい匂い

「「バカップル…」」