勇気と慈愛 tri Ⅱ (ページ15)

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現実世界に戻された俺

『ずっと、大好き…』

さいごのAの言葉

「うっ、、、A、、A、、、」

守れなかった

俺のために犠牲になってしまった

『先生が託してくれた希望、、私も太一くんに託したい』

「っ！、、

　そうだ…悲しんでる暇なんてない」

立ち上がってあたりを見回す

真っ暗で、デジモンが暴れまわって混乱した世界

俺が行くべきところは一つ、メイクーモンのところに、、みんなのところに

・

・

・

走ってメイクーモンが暴れている海岸に

そこにはみんながいて

まさに望月に攻撃しようとしているメイクーモンがいて

望月を守るために飛び出たアグモンと望月を引っ張りメイクーモンの攻撃を避けた

「太一！！」

「太一さん！！」

「たいち～！！」

終わらせる、俺たちが！

「いくぞ！！」

「おう！」

アグモンとガブモンが究極進化し、ウォーグレイモンになりメイクーモンを今度こそ助けるために戦い始めた

皆のパートナーデジモンも究極体となり戦う

「やめて、お兄ちゃん！お願い！

　誰の心にも光と闇はある、だけど私は光を信じていたい！
　メイクーモンを助ける方法を探して、お願い！」

「、、、

　お前はそのままでいろ。

　俺を憎めばいい」

「俺たちはもう選ばれし子供たちじゃない、選ぶしかない。
　どんなにつらくても、自分たちの未来を」

「私、きっとお兄ちゃんを許さないと思う。

　でも、だからこそ、私も一緒に戦う」

「光、私もともに」

テイルモン超進化ーーーーエンジェウーモン！

エンジェウーモン究極進化ーーーーホーリードラモン！！

全員のパートナーデジモンが究極体となりメイクーモンを守るために戦い始めた

「待って、、、Aは？先生は？」

空がAもいないかときょろきょろとあたりを見渡した

気づけばヴォーボモンもそこにはいなかった

「Aと先生は、俺に希望を託した」

「どういうこと…？」

「説明は後だ、今はメイクーモンを助ける。それが託された希望だ」