親のいなくなった兄弟 (ページ3)

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橙side

ただいま絶賛放課後中！なんやけど…

生徒会室にいるんや…何故かって？

紫｢ジェルくんごめんね！ちょっと待ってて！｣

生徒会長のなーくんが間違えて俺の財布を

持って行ってしまったんやよw

紫｢あった！ごめんねぇー！お小遣いを皆の財布に入れてて、急いでたから、そのまま持って行っちゃったみたい！｣

橙｢全然へー気！だけど……お小遣い、自分の事に使えばいいのに…｣

紫｢うーん…じゃあ出世払いでw｣

橙｢出世しても絶対貰わんやろー？w｣

紫｢なっ、貰いますー！w｣

橙｢ええーwでも何して働こうかなー｣

紫｢ジェルくんは何が似合うかなー｣

橙｢見た目で決めるん？w｣

楽しいなぁ…久しぶりかも、

こんなに話せたの、、

紫｢うわぁ！もうこんな時間！ごめんバイト！｣

橙｢行ってらっしゃい…！｣

頑張ってくれてるのは嬉しい。

だけど、4人を1人で養ってる彼は、

確実に無理をしてる。

そう思いながら財布を見た。

橙｢5万円…こんなにも…｣

5万円で、なーくんの欲しいものを

いくつ買えるだろうか…

そう思うと、とても苦しくなる…