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黄side
僕は全部聞いてた…
さとみくんがなーくんと話している間、
あの置き手紙を読んでしまった…
さとみくんが行けない今…僕が行くしかない…
ダッダッダ
勢いよく走った。走って走って…
ガシッ
黄「なーくん、、!!!」
紫「…え…?な、んで…?」
なーくんの目には涙が沢山溢れていた
黄「なんで?なんでこんなに涙が溢れるほど家を出るのが嫌なのに行こうとするんですか?」
紫「るぅとくんこそ、なんで?」
え?
紫「俺の事嫌いなんでしょ!?避けてるじゃん!そこまで構う必要ある!?」
だって…それは
それはなーくんがそうして欲しいと
思ったから…
なーくんの事が大好きだから…
紫「もういいじゃん…離してよ…ほっといて」
でもこの手を離してしまったら、
確実にどこかへ行ってしまうんでしょ?
黄「嫌です!!!!」
パシっ
紫「…これ以上俺に出来る事はない!ポロポロ」
なんで!?なんでそんなに泣くの!?
僕、嫌なことしちゃったの!?
避けたのは…避けたのはなーくんのため!
違ったの!?
なんて…言えるわけないか…
紫「るぅちゃん…ポロさと兄を頼んだよ!^^*」
笑顔…。
なんでここで笑うのさ……
もし…
もしまた前に戻れるなら…
避ける事なんて…しなかった…
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作者名:虹色 | 作成日時:2020年7月3日 21時