親のいなくなった兄弟 (ページ2)

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青side

今日もいつも通りの朝だ。

シーンとしている、朝の6時…

あの日も、今日みたいな雨が降っていたな。

ｰｰｰｰ5年前ｰｰｰｰ

青｢ふぁー…おはよ。｣

紫｢ねぇ！なんでよ！？なんで！？｣

桃｢しょうがないだろ！？｣

いつも穏やかな兄2人が声を荒らげていた。

橙｢なぁ、2人ともやめなって！｣

紫｢母さんも死んで、父さんも死んで、俺達に頼れるのはさと兄だけ！なのに！？｣

青｢ね、ねぇ…どうしたの？｣

橙｢いや…さとちゃんが4、5年、家を１回出ていきたいって…留学らしいんだけど…｣

青｢さとみ…？｣

桃｢ごめんなころん。だけど…俺はやっぱり留学したいんだ。少しでいいから…｣

紫｢良いよ…もう…勝手にしてください。｣

ﾊﾞﾀﾝｯ

ｰｰｰｰｰｰｰｰ

なーくんがあの日、怒っているのに悲しい顔をしていた事…今でも覚えている。

ガチャ

青｢おはよー｣

赤｢あ！ころちゃん！おはよぉ｣

黄｢おはようございます！｣

青｢あれ？ジェルとなーくんは？｣

橙｢いやいや、俺ここにおるやんw｣

青｢見えなかったわw｣

なんてねw見えてたけどw

でもあれ？なーくんはどこだろう…

青｢なーくーん？｣

紫((ﾋｮｺｯ

青｢あ！なーくん！おはよ！｣

紫｢おはよう、朝ご飯できてるから、皆に運んでくれる？俺はもう出るね！｣

青｢え、もう出るの？｣

赤｢今日は何時に帰ってくるの？｣

紫｢今日は12時ぐらいかなー？ごめんね！｣

橙｢全然寝とらんやろ？寝なあかんよ？｣

紫｢うん、心配ありがと！行ってきます！｣

青赤黄橙｢行ってらっしゃい！｣

すごく心配だな…

全然寝てないみたいだし、

最近はバイトばっかり、

なのに僕たちのわがままは聞いて

くれて、、、大変だろうな……