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結果 ページ31

目黒side



検査から日がたって、俺と、しょっぴーと、ふっかさんが病院に呼ばれた。





片「検査結果をもとに、協議した結果、雪村蓮さんがドナーに選ばれました。」






「………おれ、、」





俺が、姉ちゃんのドナーになった。





夢を見てるみたいで、必死に、入ってくる言葉を処理しながら話を聞いた。


しょっぴーとふっかさんも聞いてくれたから、分からなかったところは後で聞こう。






深「めめ？…蓮。れーーん。」




「あっ、、なに、？」




渡「大丈夫か？」




「いや、うん、、。なんか、信じられなくて。」




渡「………みくるの命を助けるのは蓮だよ。こんなに兄弟がいるのに、お前が選ばれたの。



………自信持て。」




深「仕事の調整もするし、俺らもできる限りサポートする。



大好きな姉ちゃん、助けたいだろ？」




みくるちゃんは、小さい時のわがままな俺にいつも優しくて。




おもちゃを貸してって言ったらすぐにいいよって貸してくれたし、保育園で友達にバカにされて言い返せないでいると、守ってくれた。




たくさん兄ちゃんもいたけど、姉ちゃんが1番好きだった。




目「……俺、みくるちゃんのところ行ってくる。」




深「おう、いけいけ〜笑」




渡「俺ら先行ってっから。遅れんなよ？」




この後は全員で仕事だからあんまり長くはいられないけど、どうしても今、みくるちゃんの顔を見たくて。






目「っ、ﾊｧﾊｧ、姉ちゃんっ、、」




『えっ？！どうしたの、蓮』




目「俺っ、姉ちゃんのドナーになった。


姉ちゃんのこと！絶対助けるから！！」




『……ふふっ、頼もしいなぁ。




ねぇ、蓮、座って？』




言われるがまま、ベッドの横の椅子に座った。




『………ほんと、、大きくなったね。


あんなに泣き虫だったのに。笑』




温かくて、小さい手で、頭を撫でてくれた。




『……蓮、ごめんね。』




「……え？」




『私、あの頃、「蓮のことは私が守るから」なんて言ったのに、ぜーんぜん、守ってあげられなかった。




もう今は、私が蓮に守ってもらうことになっちゃうね。』




情けないなぁ、なんて自嘲気味に笑うみくるちゃん。



「情けなくなんかない、、。俺、みくるちゃんに優しくしてもらって、守ってもらったこと、ずっと覚えてるから。









恩返しだと思って、今度は俺に、、、守らせて？」

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