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ドナー候補 ページ28

岩本side




みくるがこっちの病院に来てから、会いに行きやすくなって割と頻繁に会えるようになった。





もちろん毎回元気な笑顔が見れる訳じゃなくて、体調が優れない日も一緒に乗り越えた。







そんな日が続いて10日、検査結果がでたので全員で病院に来て欲しい、と連絡が入った。





佐「あードキドキする〜！！」





深「大丈夫、きっと誰かいるはず、、、」





車内はソワソワしてて、ハンドルを握る手にも力が入る。





病院に着くと、みくるのところに行く前に別の部屋に通された。




中では片山先生が既に待っててくださって。






深「先生、、結果は、、、」





片「はい。



















翔太くんと蓮くんが、候補として選ばれました。」





渡「……えっ、まじ？」





目「おれ、、？」





深「っ、よくやった！！」





佐「よかったぁぁ、、、、」





これでとりあえず移植ができることが確定した。






宮「でも、、提供するのは1人ですよね？」





片「はい。これから検査をして、より適している方がドナーになります。」





「みくるは、このこと、、」





片「はい、亀戸先生からお話がいってると思います。」





亀戸先生はここの病院でのみくるの担当医。亀ちゃん、なんて呼ばれてるほどフレンドリーな先生。





片「皆さん、おふたりがドナーになる可能性がありますがよろしいですね？」




「「「「「「「「はい」」」」」」」」




片「おふたりも、ドナーになる可能性があります。よろしいですか？」




「「はい」」




もう意思は固まってるんだ。




書類にサインをしたふたりはこれからいくつか検査をするらしい。





渡「おぉ、思ったよりも多い、、笑」




目「翔太くん！行くよ！！」




佐「いってらっしゃーい！」




深「俺らの分まで頑張ってこいよ〜笑」




蓮に引っ張られて検査に向かったのを見送って、俺らはみくるの病室に行くことにした。

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