え ぴ そ ー ど 104 ページ5
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ｰｰ りょうside ｰｰｰ
Aがいなくなった空間はやけに静まり返って虚しかった。
勇気を振り絞って言った言葉で何故かAが傷ついていたように見えた。
り｢虫さん…、俺なんかしちゃったかな？｣
虫｢らしくないね、何落ち込んでんの？｣
り｢だって、A…すごく悲しそうな顔して俺を見てたよ…？｣
何をそんなに悲しむワードがあったのか、Aをあんな表情にさせてしまったのか何一つ分からない。
勘はいいほうなのに、今日は頭が働いてくれない。
虫｢まぁ考えられるのは、間違えた捉え方をしてしまってAが悲しんでるってことじゃない？｣
り｢間違えた捉え方…？｣
虫｢りょうくんはほんとAのことになると弱いねー。w｣
いつもみたく意味深なことを俺をからかってるかのように言ってくる虫さん。
虫さんは一体何を知ってるんだろう。
り｢どう間違えて捉えたらあんな悲しい顔になるのか、俺には分かんない…。｣
お手上げ状態、虫さんの言う通りだ。
俺はAのことになると臆病になる、弱くなる。
距離が近くなったと思えばすぐに離れていってしまう。
そのまま放っておくと、どこか遠くへ行ってしまいそうなくらい。
そんなことを考えて呆然としている俺の前で
仁王立ちを構える虫さんがいた。
虫｢しょうがないな〜、お助けカード使わせてあげるっ！｣
り｢え…？｣
虫｢僕、りょうくんもAも大好きだから早く幸せになってもらいたいんだよねー。w｣
何を知りたい？となんでも知っているかのように俺に聞いてくる虫さん。
今知りたいことなんて一択に決まってる。
り｢どうしてあんなに悲しい顔をさせてしまったのか、聞きたいです。｣
うーん、と考えたと思えばすぐによかろう！と大きな声を出し俺を見下してさらに威張るようにする虫さん。
虫｢さっきも言ったけど、Aは完璧に勘違いをしてるんだよ、つまりりょうくんの好きな子は自分以外の誰かだと思ってるの。｣
虫｢勘のいいりょうくんなら、もう分かるでしょ？｣
虫さん、その情報は間違ってないんだよね…？
俺の捉え方が間違ってなければ
り｢Aは俺のこと好きなの…？｣
虫｢それは教えない、自分で確かめておいで？w｣
意地悪な微笑みを俺に見せつけて自分の席へ去っていく虫さん。
帰る。と言いてつやの家を出るまでものの数分しかかからなかった。
Aに会いたくて。
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葉。(プロフ) - しおんさん» しおんさん、コメントありがとうございます！ありがとうございます！続編も今日、もしくは明日までに書く予定です！もう少々お待ちください(><)！ (2018年6月29日 16時) (
レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
しおん - 完結お疲れ様です。是非続編をお願いします。 (2018年6月29日 16時) (レス) id: 93a0b7b1a6 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - ぴっぴさん» ぴっぴさん、コメントありがとうございます！ありがとうございます、続編落ち着き次第書かせていただきます(><)！ (2018年6月29日 1時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - 紫伊那さん» 紫伊那さん、コメントありがとうございます！嬉しいです！続編書かせていただきます！ (2018年6月29日 1時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - とむさん» とむさん、コメントありがとうございます！続編書く方向性でいこうと思います！！ (2018年6月29日 1時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉。 | 作成日時：2018年6月25日 18時
