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ひ ゃ く ご じ ゅ う 。 ページ6

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帰り道の道中、そんなに凝った話もせずただただ日常的な会話してた。


なのに今、私は何故かお兄ちゃんと向い合せで座ってる…。



嫌な予感とゆうものはこうも簡単に当たってしまうものなのか。

だけどどちらが喋るわけでもなく、ただ向い合せで座るだけ。


目の前でお酒を飲んでるお兄ちゃんはどこか悲しげで私まで悲しくなってくる。



ううん、きっと違う。

私は私の現状が苦しくて悲しくなってるんだ。



ジョージとうまくいかないこと。


埋めれない溝ができてしまったこと。


ジローに抱きしめられたことを忘れられない自分がいること。


なんでも相談できていたお兄ちゃんに何も言えない自分の不甲斐なさ。



M「A…?どうした…?」


「え…?」


M「とりあえず、涙拭きな…?」



そう言いながらティッシュを私に差し出すお兄ちゃん。



気づかないうちに泣いていた。


頬に伝う涙はいつもよりも熱く感じて、溢れるがまま自分で止めることができなかった。




ーーー

Mino side



泣かせるつもりなんてなかった。

向き合って座っていれば自分から何か話してくれるかな?なんて思っていた。


でも、思いつめた顔して座っているAにかける言葉が見つからなくて

酒の力も借りて俺から話を聞かなきゃ。って思ってた矢先、とうとう泣き出してしまった。


とりあえず慌ててティッシュの箱をAに渡す。


悪いことをしてないはずなのに、俺に小さな声でごめんね。と呟くAはいつも以上に小さく見えた。



A、お兄ちゃんはお前のために何がしてやれる…?


話してくれなきゃ分からない。だけどそれは俺から聞き出すんじゃなくて


君から直接聞きたいんだ。


君の言葉で。


ーーー

あなた side



M「落ち着いてきた?」


「うん…、ごめんね…?」


M「謝らなくていいよ、大丈夫?」


「うん…。」



私の目の前に座っていたお兄ちゃんはいつの間にか横に移動していて。

肩を寄せ抱きしめてくれるその暖かさにすごく安心する自分がいる。



「お兄ちゃん。」


M「んー?どした?」


「私、お兄ちゃんに話したいことあるんだ、聞いてくれる…?」


M「うん、もちろん聞くよ。何時間だって。」



微笑んでそう言ってくれるお兄ちゃん。

言ったな?覚悟しててね?

言えなかったことも言いたいことも全部全部もう隠さないから。



ーーー

説明文のところを少し変更します…!
たまにはバットエンドも悪くない!はず!←作者の希望

ひ ゃ く ご じ ゅ う い ち 。→←ひ ゃ く よ ん じ ゅ う き ゅ う 。



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設定タグ:YouTuber , カリスマブラザーズ , ジョージ   
作品ジャンル:恋愛
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yuyu - すごく感動です!!もう、結婚してからも描いて欲しいくらいです! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 8a79c8cc69 (このIDを非表示/違反報告)
るん - 終わってからずいぶん時間が経ってしまっているんですけど.今1~4まで読みました!とっても面白かったです!3の途中で泣いてしまいました 私小説で泣くのが初めてなんでびっくりしました!なんか登場人物みんな動画どうりでそのまんまだなーと思いました!長文失礼しました! (2018年8月24日 0時) (レス) id: e8b0c6344a (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - アルミさん» 喜んでくれて嬉しいです!w実際のえいちゃんに近づけれていれば幸いです(><)! (2018年7月8日 11時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
アルミ(プロフ) - わぁ!えいちゃん来たァ!ありがとうございます!笑 (2018年7月8日 11時) (レス) id: b945550f16 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - さえさん» あ!さえさん!ありがとうございます!寂しいなんて凄く嬉しいしもったいないお言葉ありがとうございます(TT)!次作も頑張ります!ありがとうございます! (2018年6月5日 23時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:葉。 | 作成日時:2018年5月13日 1時

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