ひ ゃ く ろ く じ ゅ う よ ん 。 ページ20
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遡ること2時間前くらい。
晩御飯の片付けをしていると休憩してたお兄ちゃんに話しかけられそんなことを話してたのを確かに覚えてる。
多分えいちゃんが聞いたってゆうのもその時の会話だと思う。
大きなため息をついてベットに項垂れるようにダイブするえいちゃん。
E「なんでそうなったの?」
「う〜ん…、色々あってね、動画に出ることに対して凄く気が重くて…w」
E「うん。」
「単に私が弱いから、ちょっと動画休ませてもらうだけ…!
それ以外はいつも通りだし、撮影の手伝いだったり、編集は休んでる間もするつもりだから!」
笑ってそう話してみせるとえいちゃんは悲しそうな目をして私を見ていた。
少しの無言が続いてベットに座り直しえいちゃんが自分の隣を指さし私にも座るように促してきた。
そこに座ると頭をぽんぽんとしてくれる。
きっとえいちゃんなりの優しさなんだと思う。
E「Aはさ、ほんといいやつだよね。」
「え?w」
普段褒めてくれないえいちゃんから予想にもしない言葉が飛び出してきて少し顔がにやける。
E「ずっと、高校生の時からAは俺らのいいお手本だったよ。」
E「追いつきたくても、全然追いつけなかったけどね。w」
私の頭の上から手をどかして俯いて話し出す。
こんなえいちゃんは出会って初めて見たかもしれない。
「もっと聞きたい、えいちゃんが思ってること。」
私が微笑んでそう言うと同じように微笑んで私を見つめてくるえいちゃん。
色んな話をした、高校の時から結構憧れてくれてたとゆうことだったり、
扱いは雑になってるけど今でも尊敬してくれてるとゆうことだったり、
実はいつも集まると私のそばにいるそらやみっくんが羨ましいことだったり。
照れながら話すえいちゃんはいつもは感じない少年らしさがあってとても新鮮だった。
語り尽くしてだいぶ夜も遅くなった。
スッキリしたのか座っていたベットから立ち上がり振り返って私の方を見る。
E「じゃあまた明日ね、おやすみ。」
「うん、おやすみ!」
扉まで見送ろうと後ろをついていくと扉の前で急に立ち止まり振り返るえいちゃんにぶつかってしまう私。
「どうしたの?」
E「戻ってきますよね…?カリブラに。」
心配そうに普段使わない敬語で聞いてくるえいちゃんに即答で答える。
「戻ってくるよ、絶対に。」
そう言うともう一度おやすみ。と言いえいちゃんは私の部屋を後にした。
ーーー
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yuyu - すごく感動です!!もう、結婚してからも描いて欲しいくらいです! (2018年12月8日 17時) (レス) id: 8a79c8cc69 (このIDを非表示/違反報告)
るん - 終わってからずいぶん時間が経ってしまっているんですけど.今1~4まで読みました!とっても面白かったです!3の途中で泣いてしまいました 私小説で泣くのが初めてなんでびっくりしました!なんか登場人物みんな動画どうりでそのまんまだなーと思いました!長文失礼しました! (2018年8月24日 0時) (レス) id: e8b0c6344a (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - アルミさん» 喜んでくれて嬉しいです!w実際のえいちゃんに近づけれていれば幸いです(><)! (2018年7月8日 11時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
アルミ(プロフ) - わぁ!えいちゃん来たァ!ありがとうございます!笑 (2018年7月8日 11時) (レス) id: b945550f16 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - さえさん» あ!さえさん!ありがとうございます!寂しいなんて凄く嬉しいしもったいないお言葉ありがとうございます(TT)!次作も頑張ります!ありがとうございます! (2018年6月5日 23時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉。 | 作成日時:2018年5月13日 1時