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ろ く 。 ページ7

ーー日本ーー


「着いた〜…」

J「寝てただけなんだからそんな疲れてないだろ?w」

「肩はこってる!」


なんてジローと言い合いしてると


G「早く来ねーと置いてくぞ。」


少し機嫌の悪いジョージと
それを宥めてるお兄ちゃんが私達の先を行く。

私とジローは二人の背中を追いかけるようにキャリーと共に走って向かった。


さあ!遊ぶぞ!とはいかず…、まずは荷物を持ったまま事務所へ行き今日は立て続けに打ち合わせが3本。

休む暇もないまま次々に打ち合わせが始まる。

忘れないようにノートに話した内容などをメモにとり、大人達の話し合いに必死についていく。


私も21歳だし年齢的には大人だけど周りは年上ばかりで甘えてしまうし
自分が大人だと思えるところも残念ながら殆どない。


2本目の打ち合わせが終わり休憩の時間、そのまま勢いよく机にもたれかかる。


「つ、疲れた…」

M「あと1本。頑張ろう!」


私の肩を揉みながら優しく喝をいれてくれるお兄ちゃん。


「うん…!頑張ろう!」


私が微笑むとお兄ちゃんも微笑み返してくれる。


G「A、外の空気でも吸いに行く?」

「あ、行く!」


ジョージと2人で事務所であるビルを出て近くのベンチに座る。


G「ほれ。w」

「あ、ありがと!後でお金返すね?」

G「いらないわ!w」


自分のコーヒーを買いに行くついでに私にお茶を買ってきてくれたジョージ。

日本に着いた時の不機嫌さは直り優しく微笑んでくれる。

周りを見渡せば見知らぬ土地。
今は日本にいるんだと再認識する。


G「大丈夫か?ちょっと疲れたなら最後の打ち合わせ休んでてもいいぞ?」

「ううん、大丈夫だよ!ラス1だし頑張ろー!」


大きな声で自分に喝を入れ直す。


G「そっかwならいいけど無理すんなよ?」

「うん、ありがとジョージ」


私が微笑むとジョージの顔が少し強ばる。


「どうしたの?ジョージ?」

G「Aさ、日本にいる最後の2日間全員オフだろ?

…お前の休み、1日俺にくれないか?」

「え?どうゆうこと…?」


理解出来てない私を笑ってつっこむジョージ。


G「分かんねぇのかよ!w

だから、単刀直入に言うと…、俺と1日デートしない?」


そう言いながら照れたことを隠すように私に微笑むジョージ。


「え!w」

G「いや、声でけぇわw」

「私でいいの…?」


少し間をあけて私に微笑んであなたが言う。


お 前 が い い 。 っ て 。



ーーーーーー

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:葉。 | 作成日時:2018年3月5日 21時

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