さ ん じ ゅ う よ ん 。 ページ35
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シアトルに帰るまで後2日。
昨日から私たちはそれぞれオフの日を楽しんでいた。
昨日はアバンの4人とオフの日を合わせてショッピングだったり
カラオケへ行ったり、晩ご飯も一緒に食べて深い話もした。
何年も一緒にいることで話せることも増えてきて
今では隠し事なんてないくらい仲のいい4人。
次は会いに行くよ。と言われ最後に皆でハグをした。
そして今日は約束の日。
何故か待ち遠しく思えたジョージとデートの日。
結局あれから更に打ち合わせが入ったり毎日が忙しなく過ぎていって
ジョージと二人で話せる機会があっても打ち合わせの話だったり、編集の事だったり。
プライベートなことを話せる時間はなかった。
今日は久しぶりにジョージとゆっくり話せる日。
毎日会ってるのにデートとゆうだけで緊張してしまう。
ジョージのことを好きと自覚してからジョージと2人で会うのは初めて。
「あ、やばい…!」
11時に部屋を出たところで待ち合わせで時刻は11時を過ぎていた。
「お兄ちゃん、ジローばいばい!」
J「楽しんでこ〜いw」
M「気をつけてね〜w」
私を見送る2人はにやにやして私を見送ってくれる。
不気味といえば不気味だ。
2人にひやかされながら部屋を出た。
ーーー
G「おはよw」
「お、おはよっ!」
G「無駄に元気じゃんw」
「そ、そんなことないわ!w」
緊張してから回る私といつも通りのジョージ。
でもいつものちょっとダサい格好のジョージではなく
黒のパンツに白のロンT、深緑のMA-1に大きめのリュック。
いつもよりお洒落してるジョージに少し嬉しくなったのは私だけの秘密。
2人でホテルを出て電車で移動する。
G「今日いつもと服装違うじゃんw」
「お洒落してみたんだよ!w」
G「似合ってる〜w」
「うるさい、言うな…w」
ふははっ!と大きな声で笑って電車内だったことを思い出したのか自分で口を塞ぐジョージ。
滅多に着ないワンピースを着てみたら思いのほか周りの反応はよかった。
ホテルを出る前、お兄ちゃんもジローも褒めてくれた。
ジョージにも褒められて心の中でガッツポーズをした。
笑って1度車内の注目を集めたせいか、周りの女性ひそひそと話してる。
女1「ねぇ、あの男の人めっちゃかっこいい…!」
女2「思った、でもあれ隣にいる人彼女じゃない?」
女3「でも、なんか細いけどそこまで可愛くないしワンチャンいけそうじゃない?w」
なんて話しながらクスクスと笑ってる。
ーーー
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作者名:葉。 | 作成日時:2018年3月5日 21時