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さ ん じ ゅ う に 。( 微 ぶ ら っ く ) ページ33

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父親が捕まり一週間が経った時。

学校にも行けなくなった、周りの目が怖くなったから。


家からも出られずにいた時インターホンがなった。


?「Aちゃん…?」

「叔母さん…。」

叔母「はぁ…こんなに痩せて…!」


私を抱きしめて泣いてくれた父親の姉である叔母さん。


母親が出ていったことも父親の虐待のことも何も知らされず

自分の弟が捕まったと知り、

一人になった私を心配してきてくれた。


叔母「何も知らずにごめんね…。ほんとにごめんなさい…!」


私を抱きしめてずっと謝り続ける叔母さんに縋るように泣いてしまった。

大人の人から優しくされたのはすごく久しぶりだったからだ。


その後私は叔母さんに引き取られ養子として

叔母さんの家族になった。


そこにいたのがお兄ちゃんだった。


叔母「みのる、今日からあなたの妹よ!」

M「唐突すぎだろwねぇ?w」


最初は話せなかった。

状況も理解して私を受け入れてくれた叔母さんの家族を信じることが出来なかったから。


1ヶ月後、なんとか学校に行けるようになり通い始めたが

父親が原因で仲良かった友達とも疎遠になり、クラスで孤立してしまった。


アバンの4人は懲りずにそばにいてくれた。

何も話さない私と登下校の通学路を一緒に歩いてくれた4人。
たくさん迷惑をかけた。

新しくなった家に帰っても自分の居場所をうまく見つけれずに

私の部屋と用意された部屋にこもってしまう日々が続いた。


お兄ちゃんと仲良くしだしたのは私が高校卒業するくらいの時。


M「ふふ〜ふっふ〜だぁ!…びっくりした〜、いるなら電気つけなよ〜w」

「私の勝手だから…。」


お茶を取りに行った時たまたま遅く帰ってきたお兄ちゃんとはち合わせた。


M「まだ住みづらいか?この家。」


突然の質問だった。


「分からない…。」

M「お前が心を開けば、きっと凄く住み心地はいいはずだよ?ここにお前を否定する人はいないからねw」


その時初めて知った、お兄ちゃんの優しさ。

それから溝は少しずつ埋まり仲良くなるのに時間はかからなかった。

その頃から周りの人とも少しずつだけど話せるようになっていった。


高校を卒業する頃には昔の私でいられるようになった。


そしてお兄ちゃんがアメリカへ行くとゆうタイミングで私も一緒にシアトルへ向かった。


ーーー

「て、ゆうのが私の過去。」


喋り終わると泣いてくれてるジョージとジロー

しんみりした顔で私を見つめるお兄ちゃん。


ーーー

さ ん じ ゅ う さ ん 。→←さ ん じ ゅ う い ち 。( ぶ ら っ く )



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:葉。 | 作成日時:2018年3月5日 21時

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