じ ゅ う い ち 。 ページ12
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｢そんなわけないじゃん…！ほら〜、その！デートなんかに誘われてちょっと意識する、みたいな！そんな感じよ！！｣
慌てて話す私をずっとにやにやしながら見てくるみっくんとりっくん。
R｢意識はしてるんだ？w｣
｢え…w｣
T｢あー！にやついたー！w｣
｢もう！からかわないで！！｣
頬をぷくっと膨らませて怒るとごめんごめん。と謝ってくる2人。
T｢そーゆー事ならお役に立てるか分かんないけど
とりあえず買い物行こうか！｣
R｢早くしないとお店とかも閉まっちゃうしね！｣
ファミレスを出て東京を案内してくれる2人。
離れると人は忘れるもので日本にいた時によく来ていた原宿も今ではうろ覚えでしか覚えていない。
｢よく来てたよね〜…｣
懐かしむように言う私にみっくんが聞いてくる。
T｢大丈夫…？｣
｢ん？｣
T｢その…思い出しちゃわない…？｣
私のもう一方の隣でりっくんも心配そうに私を見ていた。
2人に心配かけまいと笑顔で答える。
｢全然大丈夫だよ、私ね、少し強くなったから…！！｣
早く行こ！と言いながら二人の手を引く私。
私に手を引かれながら一緒に走ってくれる2人。
昔と何も変わらないこの関係に私は甘えているんだ。
2人の優しさに。
｢可愛い服あってよかった〜！｣
紙袋を持ち満足そうな私を微笑みながら見てくるみっくんとりっくん。
T｢帰れそう？｣
｢うん！タクシーさえ捕まえればね！｣
R｢あ、じゃあ僕捕まえるよ！｣
｢あ！ありがとう！｣
りっくんが停めてくれたタクシーに乗り込み窓を開け2人にお礼を言う。
｢今日はほんとにありがとう！また今度ね！｣
T｢うん！楽しみにしてるね！｣
R｢また今度！｣
二人に別れを告げタクシーが動き出した。
ジョージ今どこだよ
もうすぐホテルに着くという時にジョージからタイミングよくらいんが届いた。
Aもうすぐホテルに着くよー!
ジョージロビーで待ってろ、すぐ降りるから
Aはーい
素っ気ないけど優しいジョージ。
みっくんとりっくんにからかわれて好きじゃない！みたいに言ったけど
気にしてないと言えば嘘になる。
前までなんとも思ってなかったけど、あの日から
気になって気になって仕方ない。
｢ありがとうございました〜｣
ホテルに着き、運転手さんにお礼を言いホテルに入ると
ロビーのソファーにもたれかかっているジョージがいた。
ｰｰｰ
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作者名：葉。 | 作成日時：2018年3月5日 21時
