６人の救世主。 (ページ5)

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第 4 話。ページ5

貴「あの、すごくおいしかったです。
ありがとうございます」

と「よかった〜、俺普段こういうのやらないからさ苦笑」

慣れないことをさせちゃったんだな。
なんか申し訳ない…

貴「名前、まだ聞いてなかったんですけど、なんて呼べばいいですか？」

と「そうだな、すまん
気軽にとしみつって呼んで」

貴「としみつさん。」

と「呼び捨てでいい、それに敬語も使わなくていいし」

人の名前を呼んだのなんていつぶりだろうか。
もしかしたら初めてかもしれないほど、私には友人がいた記憶が無い。

苗字にさん付け、私の中でそれがあたりまえだったから。これから慣れていかなくちゃいけない

貴「呼び捨ては慣れたら、でいい？」

と「おう」

恐る恐るタメ口にすると彼は微笑んで返事してくれた。

と「そろそろ寝るげ？遅いし」

貴「どこで寝ればいい？」

と「ベッド使って、俺ソファでいいから」

貴「それはほんとに申し訳ない」

と「いいから。」

そう言って彼はソファに居続けた。

これ以上くいさがっても迷惑だと思ったからベッドで寝ることにした。

ベッドはふかふかで家よりもすごく快適で逆になかなか寝付けなかった――。

--としみつside--

すべての言動を遠慮がちにする彼女をみて、“助けたい”と強く思った

俺が、俺たちが守る。

だって、さっき見えてしまったんだ…

彼女の体にある痣が―――。