６人の救世主。 (ページ40)

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第 39 話。ページ40

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あの後、いつもはとっくに寝ている時間だったから眠気がピークでとしみつくんが譲ってくれたベットで朝まで眠った。

もやもやした気持ちを抱えて。

｢りょうくん来たみたい…！｣

と｢おう、俺今日休みもらってるから行かんけど、気をつけて帰れよ？｣

夜中のことを思い出して上手くとしみつくんと目を合わせれない私がいる。

と｢Aちゃん？｣

｢あ！あ！うんっ！気をつけるっ！じゃ、じゃあまた！｣

と｢お、おう…w｣

笑顔でばいばいをして、気まずい思いを抱えたままりょうくんが待ってくれてる車へと向かった。

(ｺﾝｺﾝｯ)

車のガラスを軽くノックして中にいるりょうくんに手を振る。

鍵を開けてくれて乗り込むと荷物を後ろに置きにいってくれる紳士っぷり。

り｢おはよ、昨日はよく眠れた？｣

｢うーん…、眠れたけど…｣

り｢え、なに？w｣

私は昨日の夜中の出来事をりょうくんに話した。

としみつくんに好きと言われたこと、返事？を保留にしてること。

あれはきっと告白ってやつ、初めて告白をされたし正直どんな反応すればいいか分からなかった。

り｢急展開すぎるねw｣

｢笑い事じゃないの〜…！｣

り｢あははw ごめんごめんw｣

運転しながら話を聞いてくれるりょうくんにそう言うと彼はまた笑って私を見てきた。

り｢家戻ったら虫さんいると思うし、ちょっと作戦会議でしもしちゃおうかっw｣

｢作戦会議…？｣

なんの？と尋ねてもそれ以上は教えてくれなくて

私は頭の中をはてなマークいっぱいにしてお家へ帰った。

｢ただいま〜…｣

虫｢おかえり〜、としくん体調どうだった？｣

｢あ、朝には平熱まで下がってて…！でも、今日は休みもらってるから行かないって…。｣

虫｢そっかそっか、看病お疲れ様っ｣

り｢虫さん、ちょっと…｣

私の頭をぽんぽんしてからりょうくんに呼ばれてりょうくんのほうへ向かう虫くん。

荷物を置いてくると言い部屋へ戻ってベットに埋もれる。

｢好きって…なに…？｣

部屋の扉がコンコンとノックされ座り直して｢どうぞ｣と言うとりょうくんと虫くんが部屋に入ってきた。

虫｢としみつと色々あったんだってね、大丈夫？｣

｢私は全然大丈夫、でも帰る時すごく変な態度とっちゃった…。｣

り｢変な態度って？｣

｢朝起きてからもどうとしみつくんと話せばいいのか分からなくって少し避けちゃった…っ。｣

堪えてた涙がぽろっと頬を伝った。