６人の救世主。 (ページ23)

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第 22 話。ページ23

虫くんの説明によればまだ私は戸籍上、親権は両親にあるらしいんだけど手続きをすることで事実上あの両親とは縁をきっててつやさんの家に移れるらしい。

もうなんでもよかった。

あの人たちがもう私に関わらなければいい

それだけだった。

虫「やっぱり手続きするとなると皆に説明してからがいいと思うし１回あいつら迎えに行こう」

と「警察の人には言ってきたから。
とりあえず急いで向かうげ」

虫くんの運転でとしみつさんがてつやさん達に連絡していた。

家に着いた頃には家の前で皆待っててくれて車に乗り込むなり「怖かったな。もう大丈夫だから」「怪我はない？」などと口々に声をかけてくれた。

手続きを済ませて皆で帰った。

部屋に入ると安心感でベタっと座り込んでしまった私。

みんなはと言うと私の手を握ったり抱きしめてくれたり、私を落ち着かせようと、慰めようとしてくれた。

「としみつさん、お母さんのこと止めてくれてありがとう
また、殴られるかと思ったからっ…」

虫「ね！
としみつかっこよかったよね！」

と「目の前で殴らせたくなかっただけ
なんのために俺らがいたのかわからなくなるのはいやだから」

「虫くんもありがとう」

虫「どういたしまして(^^)」