え ぴ そ ー ど 39 ページ40
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私にとっては大きな決断だった。
愛し合うことなんて簡単だ、りょうはもちろん経験があるんだから身を委ねればいい。
それでも私は何故かその一歩を踏み出せなかった。
考えれば考える程自分の気持ちが分からなくなった。
ただ一つ分かったことは、初めてを捧げるならりょうじゃなきゃ嫌だと思った自分自身の感情だけだった。
ーーー
り「ほんとにいいの?」
「ここまできてそれを聞くのはナシてしょ…?w」
私達は予定を変更してホテルへきていた。
ベットに二人で並んで腰掛けてるといきなりりょうがそう聞いてきてつい笑ってしまう。
するとそっと優しく押し倒されて視界は天井とりょうでいっぱいになっていた。
「ベットめっちゃふかふか…!」
り「ねぇ〜w ムードなさすぎ。w」
さっきから互いのムードのない発言に笑い合う私達。
笑ってる彼を見ているとその整った顔立ちに吸い込まれそうになって彼の首に腕をそっと回す。
り「優しくするね…?」
「君は普段からドSの意地悪さんだからそんな言葉は信じない。w」
り「なんで?w 信じてよ〜w」
鼻と鼻が触れ合うくらい近づいてきてわざと息をかけるように話してくるりょう。
宣言通り、恥ずかしがる私を「綺麗だよ」と褒めてくれたり、初めての感覚や快感をりょうは私に優しく教えてくれた。
これが愛し合うとゆうことなのか、気持ちの良い感覚になって私は意識が飛んだかのように寝てしまった。
ーーー
朝目覚めると隣で寝てるりょうを見て昨日のことを思い出す。
顔が熱くなっていくのを自分でも実感する。
病み上がりなのにハードな運動をしてしまったな〜。なんて思いつつシャワーを浴びにバスルームへ向かう。
(ガチャ)
「わっ!びっくりした…w」
り「おはよw」
「おはよ…えっ、ちょっと…っ!」
そろそろ出ようとしてた時に起きてきたのか目を擦りながら朝の挨拶をしにきたりょう。
かと思えばいきなり抱きついてきて私も彼も布一つ纏っていない体で密着しあう。
「寝ぼけてんの?w」
り「昨日はどうだった…?w」
やっぱりりょうは意地悪だ、私の答えがわかってるくせにこうして私に言わせようとしてくる。
「言わない…!」
り「なんで?言ってよ〜w」
「言わなきゃわかんないよ?」なんて言って私を抱きしめたままゆらゆらと揺れるりょう。
その言葉と仕草で
私はまた彼にときめいてドキドキした朝を迎えた。
ーーー
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葉。(プロフ) - あざなさん» あざなさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです…!ありがとうございます!次回作を書き終えるタイミングになってしまうかもですがいつか書きたいです…!気長に待っていてくださると嬉しいです…!頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月17日 18時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
あざな(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とても素敵な作品で、毎回更新を楽しみにしておりました(/ω\)出来れば更に続編が…(夢主ちゃん妊娠…)なんて。次回作も楽しみにしております、お身体に気を付けて、更新頑張って下さいm(_ _)m (2018年8月17日 13時) (レス) id: ec4104c927 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - なのさん» ありがとうございます! (2018年7月26日 4時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 葉。さん» いえいえ!!応援してます!! (2018年7月26日 0時) (レス) id: f117f84805 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - なのさん» なのさん、コメントありがとうございます!!とても嬉しいです(><)!これからもなるべく頑張って毎日更新頑張ります! (2018年7月26日 0時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉。
作成日時:2018年6月30日 21時