ペ チ ュ ニ ア の 花 。

え ぴ そ ー ど 36 ページ37

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ｰｰ 三日後 ｰｰ



あのあと熱が38度代までいき、二日間高熱にうなされた。


今日やっと微熱まで下がったけど体のだるさはなかなかとれない。



それでも今日は東海オンエア、月に一回のネタ会議。


休むわけにはいかず、シャワーを浴びて気合いを入れ直し迎えにきてくれるりょうを待っていた。



ざわくんから預かってた動画の編集が間に合ってなくて机の上でパソコンを開きにらめっこしていると着いたよ。とメッセージが届く。



｢おはよ〜…。｣


り｢顔色悪っ、大丈夫なの…？｣


｢後は体のだるさだけとれれば…なんとかなる…。｣


り｢説得力ないな〜…w｣



車に乗りこみ、シートベルトを締めてパソコンを開いて運転してくれてるりょうの隣で黙々と編集をする。


てつやの家の駐車場に着いてエントランスに向かって歩いてるとエレベーターを待ってるのは見覚えのある人。



｢ゆめちゃ〜ん…！｣


ゆ｢え！A？来たの？！｣


｢だってネタ会議だもん…！｣


り｢昨日何度も説得したけどどうしても行くってゆうからさ〜…w｣



3人でエレベーターに乗りてつやの家へと向かった。



｢おはよ〜｣


虫｢あれ！治ったの…って全然顔色悪いやん！w｣


り｢こいつまだ微熱でーす。w｣



りょうにチクられて｢だめじゃん！｣とざわくんに叱られる。



虫｢えー、てっちゃんまだ寝てるし、しばゆー電車遅れてるし、としくんは今日も遅刻だから少し寝てな？｣



ざわくんが和室を指差して｢行きな！｣と背中を押してくる。



虫｢この子絶対また痩せてるよね…？｣


り｢ここ三日間くらいゼリーとヨーグルトと果物しか食べてないからね…w｣


｢なかなか食べれなくて…w｣



ざわくんが軽く押しただけで浮いてるかのように進んでいく私を不思議がってそう言ってまたりょうにチクられる。



虫｢お昼もゼリーとかの方が食べやすい？買ってくるよ？｣


ゆ｢食べないよりかはいいもんね…！｣


｢あ、じゃあお言葉に甘えて…w｣



わざわざゼリーを買いに行ってくれるざわくんをお見送りして私は和室で寝転びながらまだまだ終わりの見えない編集と戦っていた。



寝転んでいるだけでも辛さはだいぶ違って思いのほか捗った編集を一時中断しリビングへ行くといつの間にか柴田がきていて私に駆け寄ってきた。



し｢風邪と聞いた…。｣


｢異論はない…！｣


し｢くっ…、手遅れか…！｣


｢すまんっ…！｣


虫｢茶番してる場合じゃないでしょw｣



ｰｰｰ

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