え ぴ そ ー ど 32 ページ33
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いつの間にかまた寝てしまってたみたいで気づけば空も暗くなっていた。
結局撮影はお休みさせてもらってみんなの好意を有難く受け止めた。
「頭痛い…。」
寝すぎて頭痛を伴っているのかと思ったが近くにあった体温計で熱を測ると37度9分。
残念ながらもう高熱と言えるくらいの熱があった。
ふらつきながらも立ち上がり、和室の扉をガラッと開けるとみんなの視線が私に集まった。
て「体調はどうだ〜?」
虫「全然顔色よくなんないね〜、まだしんどい?」
編集してたテーブルのとこからてつやとざわくんがそう聞いてくる。
「しんどいとゆうか…熱が出てきて…w」
り「えっ?!」
いつもの定位置で私のことを見てたりょうが勢いよく立ち上がって私のおでこに手を当てる。
り「熱いね…、帰ろう?」
「もう撮影終わった…?」
り「大丈夫、終わってるよ。急いで帰ろう?」
「うんっ」
急いで帰る用意をして「A送るから帰るねー」とみんなに伝えるりょう。
と「熱測った?」
「あ、37度9分…w」
と「長引かさんように気をつけろよ…?帰る時そっち寄ってゼリーでも届けるから。」
素っ気なく言うけどちゃんと気遣ってくれるとしくん。
「うんっ…!」と返事すると「声色だけは元気だなw」って笑われる。
ゆ「気をつけて帰るんだよ?」
「ありがと、ゆめちゃん…!」
ゆ「風邪も喧嘩も長引かせないようにね…?w」
みんなに聞こえないように私の耳元でこそっと言ってくれる優しいゆめちゃん。
「うんっ」と頷いて返事をする。
り「帰ろうか?」
「あ、うんっ…!」
私の荷物もまとめて持ってくれてるりょうに申し訳なさを感じつつ、皆に「ごめんねっ」と伝えてつやの家を後にした。
車に乗り込み「大丈夫?」と聞いてくれるりょう。
喧嘩といっていいのか分からないけれど、ギクシャクしたのはつい数時間前のことなのに
それでもこうして私を心配して行動に移してくれることがとても嬉しくてつい泣きそうになってしまう。
り「ちょっと待っててね?」
そう言って車を停めて一人ドラッグストアに駆け込んでいくりょう。
すぐに戻ってきて買ってきたばかりの冷えピタをおでこに貼られて冷たいスポーツドリンクを手渡される。
「あ、ありがとっ…!」
り「お礼なんていいよ、寝ててもいいからね?」
その言葉に甘えて倒してもらった座席で眠りながら自宅へ向かった。
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葉。(プロフ) - あざなさん» あざなさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです…!ありがとうございます!次回作を書き終えるタイミングになってしまうかもですがいつか書きたいです…!気長に待っていてくださると嬉しいです…!頑張ります!ありがとうございます! (2018年8月17日 18時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
あざな(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とても素敵な作品で、毎回更新を楽しみにしておりました(/ω\)出来れば更に続編が…(夢主ちゃん妊娠…)なんて。次回作も楽しみにしております、お身体に気を付けて、更新頑張って下さいm(_ _)m (2018年8月17日 13時) (レス) id: ec4104c927 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - なのさん» ありがとうございます! (2018年7月26日 4時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
なの - 葉。さん» いえいえ!!応援してます!! (2018年7月26日 0時) (レス) id: f117f84805 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - なのさん» なのさん、コメントありがとうございます!!とても嬉しいです(><)!これからもなるべく頑張って毎日更新頑張ります! (2018年7月26日 0時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉。
作成日時:2018年6月30日 21時