プ レ ゼ ン ト 。 ページ7
.
M「気に入った?ギター。w」
「こんなにいい音するなんて、思ってませんでした…! 」
心を打たれた、そんな感じがした。
体に電流が走るような感覚。
とても不思議だった。
にやっと微笑んだみのさんは立ち上がり店員さんを呼ぶ。
M「すみません、このギターとケース、初心者に必要なものすべて一式揃えてください。」
店員さん「かしこまりました、少々お待ちください。」
鈍感な私だってすぐに分かった。
でもそんなことさせちゃダメだし、してもらう義理も私にはない。
「あの、だめです…!」
M「なにがー?」
「えっと、その…。」
M「Aちゃん、鈍感ちゃんだから騙せそうかな〜って思ったけど流石にバレたか。w」
そう言って私が止めてることを気にもせずレジへ向かうみのさん。
「あの…、こんな高額なもの頂けません…!」
M「いいじゃん、貰ってよ。」
M「君、センスあるよ。コード覚えたり練習すると上手くなる素質あると思う。」
根拠の無い褒め方。
それでも嬉しかった。
まだ私を褒めてくれる人がいたんだって安心した。
M「君はいつも悲しそうな顔をしてるねっ。」
「え…?」
M「ううん、なんでもない。w」
店員さんがギターをケースに入れて、他の商品は紙袋に入れて渡してくれる。
お店を出て予定変更!と嬉しそうにしてるみのさんとタクシーに乗り込む。
「あの、どこに行くんでしょう…?」
M「ん?俺のスタジオ〜。w」
「あー、スタジオですか〜…、え?!俺の?!」
私が驚くとその反応を見てまたみのさんが笑い出す。
タクシーを降りてギターを持つとひょいっと取り上げてくるみのさん。
その静かでぶっきらぼうな優しさも素敵だななんて思ってしまう。
「みのさんっておいくつなんですか?」
M「いくつに見える?w」
「え〜…w 28くらいですか?w」
M「おー、まだ7なんだよね〜、でも10月で8になるよw」
「お誕生日10月なんですか?」
M「うん、1日。w」
「え!w 私の誕生日の次の日ですw」
M「9月30日なの?w」
「はいっw」
他愛もない会話で思わぬ共通点が見つかって二人で盛り上がる。
M「いくつなの?」
「今年26になります。」
M「もっと若いかと思ってたw」
「絶対見た目で判断してますよね?w」
M「怒んないでよ〜wごめんね?w」
手を合わせて謝ったように見せるみのさん。
かっこいい彼にも可愛い一面があることを知った。
ーーー
茶 髪 さ ん 改 め 、 ジ ロ ー さ ん 。→←新 た な 出 会 い 。
93人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葉。(プロフ) - かみーさん» かみーさんコメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです(><)!ありがとうございます!ジロちゃんの新たな作品も考えてるので少しお時間いただけると嬉しいです!短編もあげれるように頑張ります!ありがとうございます! (2018年9月7日 13時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
かみー(プロフ) - 完結お疲れ様です!みのちゃんそのものって感じで凄く楽しかったです!ジロちゃん続編とかCB短編とか読みたいです。本当にお疲れ様でした(^ω^) (2018年9月6日 17時) (レス) id: bb93bfbc1c (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - たろさん» たろさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!これからもスムーズに読んで頂けるように頑張りますのでご愛読よろしくお願い致します! (2018年8月3日 18時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 更新されるのがとても楽しみです。お話大好きです。 (2018年8月3日 16時) (レス) id: 6c21c33122 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - mさん» mさん、コメントありがとうございます!うまく口調似せれてなかったり更新が遅れてしまう時もあるのですがこれからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります!更新頑張ります!ありがとうございます! (2018年7月30日 2時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葉。
作成日時:2018年6月26日 22時