提 案 と 約 束 。 ページ13
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今日は月曜日、私の仕事があるため早朝にも関わらず一緒にチェックアウトをし、同じタイミングでホテルを出る。
傍から見たらただの朝帰りにしか見えないだろうが私からしたらただの大失態だ。
「本当にすみませんでした…。」
M「そんなに落ち込まないで?w」
「で、でも…」
はははっ!って大声で笑い飛ばすかのように私を見て大笑いするみのさん。
M「じゃあお詫びしてよ。w」
みのさんから出てきた言葉は意外な提案だった。
「お詫び…?はい!!是非…!させてくださいっ!」
M「ははw うーん、じゃあ今日晩ご飯ご馳走してっ?w」
「ご、ご馳走…?」
M「Aちゃんのお家でご飯食べたいな?w」
「あぁ、私の家で…!っ?!ええええっ?!」
M「ふっw 反応良すぎでしょw」
私の驚く姿を見てホテルの真ん前で大笑いをするみのさん。
でも良かったと心のどこかで安心している私がいる。
みのさんに嫌われてもう会えなくなったらどうしようなんて考えていたから。
M「で、どうする?」
悪戯っ子みたく笑って私を見てくるみのさん。
「仕事終わってからだから遅くなっちゃいますけど…、それでも良ければお詫びさせてください…!」
これだけ迷惑かけたんだから私としてもお詫びをちゃんとしたい。
ご飯を作ることがお詫びになるのか分からないけどみのさんの希望に沿って今晩うちでご飯をご馳走することになった。
ーーー
仕事も終わり、みのさんが撮影を終えて最寄り駅に来るまで私にとっては勝負の時間。
どうやら酔って記憶のない私はカルボナーラを作るのが上手だとみのさんに豪語してたらしく、聞いたら食べたくなっちゃった。なんて可愛く言われてしまった。
確かによく作るし苦手ではないけど人に振る舞うほど上手いわけでもない。
酔っていた私をとことん恨みつつ近くのスーパーで材料を買い揃え自宅へと帰った。
「えっと…、材料はこれでおっけい…!」
来る前に作り終えたいが麺が伸びたら美味しくなくなると思い材料だけ切り揃えておく。
付け合わせにと思い買ったサラダは盛り付け冷蔵庫へしまう。
家も綺麗に片付けたし、いつ彼が来ても大丈夫。
お詫びとゆう名目で彼に会えることが嬉しくて私はわくわくしながら彼からの連絡を待っていた。
ーーー
彼 ら の 思 い 。 ( Mino side )→←酔 い ゆ え の 失 態 。
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葉。(プロフ) - かみーさん» かみーさんコメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです(><)!ありがとうございます!ジロちゃんの新たな作品も考えてるので少しお時間いただけると嬉しいです!短編もあげれるように頑張ります!ありがとうございます! (2018年9月7日 13時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
かみー(プロフ) - 完結お疲れ様です!みのちゃんそのものって感じで凄く楽しかったです!ジロちゃん続編とかCB短編とか読みたいです。本当にお疲れ様でした(^ω^) (2018年9月6日 17時) (レス) id: bb93bfbc1c (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - たろさん» たろさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!これからもスムーズに読んで頂けるように頑張りますのでご愛読よろしくお願い致します! (2018年8月3日 18時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 更新されるのがとても楽しみです。お話大好きです。 (2018年8月3日 16時) (レス) id: 6c21c33122 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - mさん» mさん、コメントありがとうございます!うまく口調似せれてなかったり更新が遅れてしまう時もあるのですがこれからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります!更新頑張ります!ありがとうございます! (2018年7月30日 2時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉。
作成日時:2018年6月26日 22時