酔 い ゆ え の 失 態 。 ページ12
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M「飲みすぎてない?w 大丈夫?」
「だいじょ〜ぶですよぉ〜!」
M「テンション上がってきてるけど〜?w」
そう言うと机に項垂れている私の頬をつんつんとつついてくるみのさん。
少し酔ってるんだろうか、意識はぽーっとしてふわふわ浮いた感じがする。
みのさんが私に触れてるなんていつもなら重大事件なのに今はなんとも思わないくらい自然に受け入れられる。
M「そろそろ危ないでしょ、お勘定してくるから待っててね?」
「え〜…、まだ飲みましょうよ〜…!」
はいはい。と笑いながら私を促してレジへ向かうみのさん。
こんなに楽しく飲めたお酒は久しぶりだからきっと私はハメを外してしまったんだ。
覚えているうちの記憶は都合のいいように、ここまでの記憶しかなかった。
だから、朝起きた私は現状を理解出来ていない。
見知らぬ場所、隣で眠るみのさん、でも服は着ている。
うん、大丈夫だ、多分ヤってはいない…。
多分ここもどこかのホテルなんだろう、整ったベットご二つ並んでいる。
なのに私達はどうして一つのベットで眠っていたんだろう…。
嫌な予感ばかりが頭によぎる。
これをきっかけにみのさんに距離を置かれたらどうしよう…。
「そんなの…やだ…。」
M「なにが嫌なの〜…?w」
起きてるなんて知らなくて焦ってみのさんのほうを見るとまだ起きたばかりなのか目を擦って私の方を見つめてくるみのさん。
M「おはよ、朝早いね〜w」
そう言われて時計を見るとまだ朝方の5時半を過ぎたくらい。
いつもよりもだいぶ早く起きてしまった。
「あ、あの…、すみません…!私昨日のこと全然覚えてなくって…。」
M「めっちゃ酔ってたもんねw」
「あの…ここは…?」
M「ん?ホテルだよw お家聞いても教えてくんなかったし、一人で置いて帰れないし急遽この部屋とったんだけど帰ろうとしたら帰らないでってせがまれたからさw」
みのさんが話してくれる昨日のことを聞きながらどんどん頭を抱えていく私を見て笑い出すみのさん。
M「目に見えるくらい落ち込んでいくねww」
「酔ってるとはいえ迷惑をかけてしまってすみません…!」
M「迷惑なんかじゃないよ?w いつも介抱される側だからする側ができて新鮮で楽しかったよw」
「で、でも…」
M「気にしないで?ね?次飲みに行ったら俺が酔うかもしれないし、おあいこだよw」
優しく微笑んでくれるみのさんの笑顔に少しだけ罪悪感の抜けた朝だった。
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葉。(プロフ) - かみーさん» かみーさんコメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです(><)!ありがとうございます!ジロちゃんの新たな作品も考えてるので少しお時間いただけると嬉しいです!短編もあげれるように頑張ります!ありがとうございます! (2018年9月7日 13時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
かみー(プロフ) - 完結お疲れ様です!みのちゃんそのものって感じで凄く楽しかったです!ジロちゃん続編とかCB短編とか読みたいです。本当にお疲れ様でした(^ω^) (2018年9月6日 17時) (レス) id: bb93bfbc1c (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - たろさん» たろさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてとても嬉しいです!これからもスムーズに読んで頂けるように頑張りますのでご愛読よろしくお願い致します! (2018年8月3日 18時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
たろ(プロフ) - 更新されるのがとても楽しみです。お話大好きです。 (2018年8月3日 16時) (レス) id: 6c21c33122 (このIDを非表示/違反報告)
葉。(プロフ) - mさん» mさん、コメントありがとうございます!うまく口調似せれてなかったり更新が遅れてしまう時もあるのですがこれからも楽しんで読んで頂けるように頑張ります!更新頑張ります!ありがとうございます! (2018年7月30日 2時) (レス) id: cc401630f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葉。
作成日時:2018年6月26日 22時