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ウタコイ35 ページ39

「んっ…」

明るさを取り戻した視界

さっきまでいた暗闇とは大違いの…

…あれ、ここ私の部屋じゃない?

どこだろう…見た感じ病院でもないし

それに、太もものあたりが重い

「…天月…さん」

半身だけ起き上がって太もものところを見てみると、天月さんが突っ伏して寝ていた

それだけじゃない

「まふ、そら、猫さんまで…」

近くに置いてあったソファではそらまふが身を寄せ合い

その横のテーブルでは猫さんがつっぷし

「なんでみんな寝てるの…?って、あ…」

髪をかきあげようとした時、冷えピタが貼ってあるのに気がついた

坂「そらまふ猫月、交代の時間…って、キラちゃん‼」

ドアを開けて坂田さんが入ってきた

そして目があった

店「キラちゃん起きたの⁉」

詩「目ぇ覚ました⁉」

次々に店長としぃくんが入ってきた

その声に起こされたのか、天月さんとそらが起きた

そ「キラ…良かった…」

天月さんはまだぼーっとしてたけど、そらは私の頬を触ると、安心したようにへたり込んだ

「わたし…なんで…」

なんでこんなところにいるんだろう…?

よく回らない頭でそんなことを遠回しに聞いてみる

私、覚えてる限りじゃ部屋で倒れた感じなんだけど…

店「歌詞太郎君がスペアキー持ってきたんだよ」

どうやら店長によると、私が倒れた後、歌詞さんがスペアキーで鍵を開けて、そらるさんに抱えられ、高熱がでていたので空き部屋で当番制の看病をしてもらっていたらしい

…みんなに、迷惑かけたな…

「すみません、迷惑かけて…どうお詫びしたら…」

ベッドの上から頭をさげる

すると、頭を撫でられた

「…うらた、さん?」

顔を上げると、さっきまで部屋にいなかったうらたさんに撫でられていた

う「…お詫びなんてしなくていい、でも…」

うらたさんの顔はすごく優しい微笑みをたたえていて

う「良かったら、キラちゃんの悩みとか、辛いこととか…話して欲しいな」

温かい手は、すごく落ち着いた

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すずなっぱ(プロフ) - いきなりすみませんでした。 これからもがんばってください! (2016年12月12日 21時) (レス) id: cf643eae37 (このIDを非表示/違反報告)
すずなっぱ(プロフ) - ウタコイ26の曲の歌詞が良さすぎますよ! この曲が本当にニコニコにアップされればいいのにって思います! (2016年12月12日 21時) (レス) id: cf643eae37 (このIDを非表示/違反報告)
はなな - 店長がんばれ… (2016年8月4日 1時) (レス) id: 1cdc7a8f4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神咲のあ | 作成日時:2016年3月23日 16時

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