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ウタコイ29 ページ33

それは夜ご飯の時のこと

坂「キラちゃんって、いつ大学あるの?」

同じ学校に通う坂田くんに聞かれまして

…大学生だからね、こんなんでも

まだ19歳なのである…

「明日は行かなきゃなんだよね…坂田くんは?」

坂「俺も明日」

坂田くんも明日かぁ…

全然大学関係ないんだけど、坂田くんの杉田さんボイスが気になる

イケボだよねこの人本当に

いや、このシェアハウス自体イケボの集まりだよね

…てか、昨日会えなかった3人の人って、いつ帰ってくるんだろう

果たしてその人たちは普通なのか…

それとも歌い手とかなのか…

気になるなー…

詩「A、お前平気なの?あそこ行くのあぶなくね?」

謎に包まれたシェアハウスの住人さんについて考えていたら、しぃくんが小声で聞いてきた

「…覚えてたの?そんなこと」

昔付き合ってたし、家近い幼馴染だし、しぃくんは私の家のこともよく知ってる

…よく、覚えてたね

元カノのドロドロした家庭事情なんて、忘れればいいのに

詩「当たり前だろ?それより、質問に答えろよ」

そうですよね、ドロドロしすぎて忘れられませんよね

しぃくんは少しイラついた様子でご飯を口に含む

「…無理なんて、言うわけないでしょ」

そう…無理なんて言えない

心配されたくないから

詩「…そっか、そうだよな…」

小さなささやきとともに、温かい腕の中に納まる

…っなに、これ…

もしかして、抱きしめられてる…?

しぃくんに…?

詩「…前みたいに俺が助けてやるから…無理すんな」

みんなぎょっとしてこっちを見てる

顔が熱くて、伝わってくるしぃくんの鼓動が早くて

痛いくらいに心臓が高鳴った

そ「ちょ、なにしてるの詩人‼」

ま「そうだよ‼急にどうしたの⁉」

しぃくんはそらとまふの声で我にかえって

詩「…なんでもない…」

と笑った


…私は、またあなたに頼ってもいいんですか…?

私の声がしぃくんに聞こえたのかはわからないけど

しぃくんは少し驚いた顔をしてから頭を撫でてくれた

ウタコイ30→←番外編*魔法少女あふたーざ☆れいん



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すずなっぱ(プロフ) - いきなりすみませんでした。 これからもがんばってください! (2016年12月12日 21時) (レス) id: cf643eae37 (このIDを非表示/違反報告)
すずなっぱ(プロフ) - ウタコイ26の曲の歌詞が良さすぎますよ! この曲が本当にニコニコにアップされればいいのにって思います! (2016年12月12日 21時) (レス) id: cf643eae37 (このIDを非表示/違反報告)
はなな - 店長がんばれ… (2016年8月4日 1時) (レス) id: 1cdc7a8f4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神咲のあ | 作成日時:2016年3月23日 16時

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