君の歌に恋をする【歌い手】

ウタコイ２８ ページ31

「じ、条件…？」

まふまふさんの優しい微笑みは、なぜか心が落ち着いた

普通このパターンだったら怖がるよね⁉
それか何言われるんだろうってドキドキしたり‼

落ち着く場面じゃないよね⁉

でも、なんでだろう

心があったかくなる

まふまふさんは、ちょっと不満そうな顔になって切り出した

ま「さん付けやめてって、自己紹介で言ったでしょ？まふって呼んでよ」

…そういえば言ってましたね

でも、緊張するなぁなんか

次は？と聞くと、まふは急に真剣な顔をした

そして少し迷うと

ま「２つ目、これはサクの方ね
曲、一緒に作って欲しいなぁ…コラボで」

と、上目遣いぎみに言ってきた

…なっ…‼

「い、いいよ？…私なんかで、良ければ…」

かわいい‼かわいい‼

私より身長高いのに‼上目遣い‼

…てか、こんな私得な条件で良いのかな？

ま「やったぁ、嬉しいなっ‼」

…良いんだな

まふが飛び跳ねながら喜んでるから多分良いんだよな

そのあと、LINEを交換して

あとで詳しく日程とか諸々決めようね、なんて言ってまふは部屋に帰って行った

あれは本当に成人男性なんですか…？

実は私より年下とかないよね？

てゆーかそもそも、女とかないよね⁉

女子力の差が垣間見えて少し凹むなぁ…

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