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4-08 ページ31
王子と美香は勉強をしないでずっと話してた
王子は私といる時とは違う雰囲気で笑ってた
私の前ではあんまり笑わないし
「さ、そろそろ帰ろうか」
「はーい」
会計を済ませて外に出ると
「じゃ、私と稜雅君はこっちだから〜ばいばーい」
「え?美香の家の方向逆じゃん」
「草川君送ってってあげてね」
「おー」
美香に手を振る王子
なに?あの打ち解け具合
「…か、帰ります?」
「そうだな。お前ん家どっちだっけ?」
「え?」
王子は小さくため息をつくと
「送っていってやる」
「は!?」
「なんだよ」
「珍しいなぁ…と」
「うるせぇな」
グイッと腕を引かれる
拓弥君はぶっきらぼうに優しい
どうしよう…心臓がうるさい
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作者名:ろく | 作成日時:2017年4月22日 19時