検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:151,589 hit

1-04 ページ4

「な、なんだよ」


「草川王子…」


「はぁ?」


「あの…その、このこと言わないで下さい!」


「逆になんで言わなきゃなんないんだよ」


「だって〜、見ものだったじゃないですか〜」


「自分で言ってりゃ世話ねーよ」


「言わないでくれます?」


「言わない。つーかお前のこと知らないし」


「あ…」







ですよね…
有名でも何でもない私が知られてるわけない









「まぁ、口が滑ったらその時はごめん」


「困ります」


「俺の下僕にでもなってくれたら、言わないかもな」


「は、はい?」








下僕…ですって?









「俺の下僕、いや犬にしといてやる。」


「そこまで変わりませんけど」


「犬にでもなってくれたら、市川Aの秘密言わないのになぁ」








な、なんで、私の名前…








「あ!生徒手帳!!」


「合コンで私服、持ち歩いてるバカいるんだな」


「か、返して下さい!」








全然王子じゃないじゃん!!!




草川王子は小さく笑った
その姿は悪魔そのものだった

1-05→←1-03



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
453人がお気に入り
設定タグ:超特急   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ろく | 作成日時:2017年4月22日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。