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ラウールの目線の先には入学初日にぶつかったあの先輩…しかも優しそうな方ではなく怖かった方の先輩が窓側の席で日向ぼっこしていた。
「ったく、俺がなんかしたかよ
…あっ、お前ら俺にぶつかってきたやつ、」
「！ぶつかったんじゃなくて、あなたが当たったんです」
私よりラウールの方が怒っていた。
「おやおや？翔太とお知り合いかな。怒りを収めて。ラウールくん。君の美しいお顔が台無しになってしまうよ。
そして。もう、だめだよ翔太。1年生の子には優しくしてあげないと。入学してまもないんだ。手取り足取り、教えてあげよう。」
「っ、別にそんなつもりじゃねぇよ。」
あの先輩、翔太さんっていうんだ。
というか宮舘先輩と全くタイプが違うのに仲良さそう…。どんな関係なんだろう？？
「…翔太はね、僕の幼なじみなんだよ。
本当はバスケ部なんだけど、よく家庭料理部に遊びに来ているんだ。部員が僕しかいないからね」
「え？！部員宮舘先輩だけなんですか？！
僕、普通にめちゃくちゃ賑わってるのかと…」
「ふふ。翔太が追っ払ってしまうんだよ。」
「んもーっ！しょっぴー先輩！そんな怖い顔してたらあかんてー！ほら！！！もっとスマイルスマイル！」
「………しょっぴー…？」
「そう！！しょっぴー！先輩のあだ名やで！
俺が今考えてん！天才やろー！！！」
「相変わらずこーじくんは距離の詰め方がエグイな、」
そしてこーじは宮舘先輩と一緒に料理を始めた。
心做しか翔太先輩は顔が嬉しそう、というか少し笑っていた。もしかして、本当はみんなと仲良くしたいけど上手く言えない、とかそんな感じなのかな？
でもまあ、私はここにいても特にすることもないし、ずっと気になっていた図書室に向かうことにした。
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あむ(プロフ) - あたりんさん» えーありがとうございます(T T)めちゃくちゃ嬉しいです頑張ります> <！ (3月14日 19時) (
レス) @page15 id: 1d81deb5ac (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (3月14日 8時) (レス) @page14 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ | 作成日時：2024年3月12日 5時
