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you.
春。
1年の中でいちばん好きな季節だ。
桜が舞い、川は素敵なせせらぎを聞かせてくれるし、たくさんの植物が目を覚ましてくれる。
私まで素敵ななにかに巻き込まれそうな予感がしてしまう。
なんて、
なんの特徴もなく、取り柄も、特技もなく。
友達も少ない私に、何かが起こるわけがない
「Aちゃん！おはよー！
昨日は曇りの予報だったけど、綺麗な青空だね！」
「ラウ！おはよ！
私がてるてる坊主作ったからかも！」
「え？！Aちゃん、てるてる坊主は雨の予報の時じゃない？」
「ん〜…。曇りでも効くかなって試してみた！」
「なるほど！さすがAちゃんだね！！」
朝から元気なこの子はラウール。
中学から仲良くしてくれて、
こうして高校も同じところに進学することになった。
高校の合格発表、ラウールの方が私の合格を喜んでくれたっけ
でも、私より頭のいいラウールがなぜ私と同じ普通の高校を選んだのか不思議でたまらなかった。
ラウールの頭の良さならもっといいとこ行けそうなのにな〜
「てかてか、Aちゃん！
俺昨日色々調べたんだけどさぁ〜 俺たちの行く素能高校、イケメンで有名な先輩がめっちゃいるらしいよ！」
「へ〜。そうなんだ。」
「いや冷たっ！反応薄っ！ひどい！」
「う〜ん。そんな興味無いし。
もし仲良くなれても周りの女の子が怖いからなぁ」
「たしかに。入学してすぐボコボコにされたくないもんね！」
「そんなに？！」
イケメンに興味が無いの嘘だけど、
ボゴボゴにされるのは避けたいし。高校は静かに過ごそうと決めていた私は自分の気持ちをぐっと堪える
そんなこんなで高校に着いた。
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あむ(プロフ) - あたりんさん» えーありがとうございます(T T)めちゃくちゃ嬉しいです頑張ります> <！ (3月14日 19時) (
レス) @page15 id: 1d81deb5ac (このIDを非表示/違反報告)
あたりん(プロフ) - とても面白いです！更新楽しみにしてます！ (3月14日 8時) (レス) @page14 id: 8619ea3777 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あむ | 作成日時：2024年3月12日 5時
