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乾「…不二が…テニス部をやめるかもしれない？」
菊丸「そうなんだよ乾！
何かあったかは知らないけど、
「テニス…やめようかな」って！
まずいよ、
どうしよう！？」
乾「……そういえば、
この前不二が電話をしているのを見かけた」
大石「それが何か…関係あるのかい？」
乾「誰かはわからなかったが、
その時その相手に何かを言われた確率…100%」
菊丸「多分、
「テニスをするな〜」とかだよね。
そんな事を言って不二があんな風になる相手……あ」
乾「…聖ルドルフに行こうか。
何かわかるかもしれない」
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観月「…おや。
これはこれは。
青学の皆さんではありませんが、
敵城視察ならもっと警戒した方が」
不二「裕太！
久しぶり、
会いたかったよ」
裕太「この前会ったばかりだろ…。
こんにちは。青学の皆さん」
菊丸「なんで不二が来ちゃうんだよ！？」
大石「仕方ないだろう、
"聖ルドルフ"と言う言葉を出したら
何処からともなく現れたんだから…。
さっきの話を
聞いていなければいいんだけどな」
乾「心配はないだろう。
……ところで、
彼から不二を離すにはどうするべきか」
観月「全く…！
不二クンはいつもあんな風なのか…」
乾「観月。
知らなかったらいいが、
"不二のもう一人の弟"の事で
何か聞いていないか？」
観月「もう一人の…？
ああ、
裕太くんから聞いたことがありますね。
"違う学校に行ってしまったけど、
兄貴とはまた違う天才だ"と」
菊丸「違う学校〜…
範囲が広すぎるにゃ」
乾「でも、
弟がいるとしたなら間違いなく
その弟くんが原因だろう。
何処の学校かは聞いていないか？」
観月「ええ、
聞いてますよ。
それはまぁ
印象的な学校でしたから。
立海大附属中学校です」
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作者名：y | 作成日時：2023年11月28日 18時
