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兄貴から
メールが届いた
珍しい
何か用なのかな
もしかして何かあったとか
そんなことを考えながらも
開くと
『…………"今日は越前の誕生日なんだ
良かったら裕太も来ない?
できれば一人で来てくれると嬉しいな"…
…………?』
………裕太への誤爆?
ふーん
越前君は部活の後輩かな
へぇ
なるほど
ふーん…………
『俺は誘わねぇんだ………』
「…?
どうしたんだい?
不二クン」
『ちょっと復帰したばかりで悪いけど、
幸村先輩。
俺ちょっと東京行ってくる』
後から考えれば
その"越前"君と面識がない俺は
呼ばれずに当たり前
そんな事も冷静に
考えられて居ませんでした
『次は埋め合わせしますので。
本っ当にごめんなさい』
幸村「いや、構わないけど、
何かあったの?」
『ちょっと兄さんが………って、
時間ない!
本当にごめんなさい、
次は丸々 俺一人で草むしりするので!』
そういって
早々に走って行った
本当にごめんなさい
幸村先輩
美化委員会
テニス部部長
………テニス部部長?
メールと共に送られてきた
"越前"君の顔は
見て覚えた
────
越前「……全く、
みんな大げさ。
俺がテニスしたいって言ったし、
誰かからやるかなんて何でも良いのに」
一人
部室から逃げてきた越前は
校門の前で家に帰ろうとしていた
雪はうっすらと降っていた
クリスマスイブ
親父はなんか用意してんのかな
そんなことを考えながらも
歩き出す
その時
走ってきた
見覚えのある髪色と制服の人と
すれ違った
越前「……?」
『あっ』
振り返って二度見
そして立ち止まったその人もこちらを振り向き
『誕生日おめでとう、
越前君!』
それだけ言って
また青学の方へと走っていった
越前「………?」
どっかで見たことある髪色と
どっかで見たことある制服
まあ良いか
と帰って行った
────
メリークリスマス🎄
越前君、誕生日おめでとう🎂
2023年の夏休み辺りにテニプリを知った
作者が祝うよ✌
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作者名:y | 作成日時:2023年11月28日 18時