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不二家には3人の兄弟と姉が一人がいる。



一人は天才。

もう一人はその"天才"と比べられて
近くにいられなくなって違う学校へ。


そして
もう一人の"不二"にも当然
選択を迫られた。







『簡単だよ、
テニスなんてやめれば良い』







そうやって
彼は


不二裕太の双子の兄は
立海大附属中学校へと行ったのだった。





__________





テニス部は強豪
それなのに立海大付属に入った理由


テニスが眼中になかったから。


同じ"天才"でも、

勉強ができればある程度
不二周助に並ぶことができる

そう考えていたから。



彼は未だに
学年トップから降りたことはない。


周りからは"天才だ"と言われた。

でも
何かが違う

何かが俺の中で足りない。












「……」




ぼんやりと

自分たちの練習を
眺めている彼に気がついた。





「柳生、
何かあったか」


「はい。
少し」





何処かで見たことのある彼。

ああそうだ。
同級生から聞いた、


"正真正銘の天才"____

未だに学年トップから
降りたことのない頭脳を持つ。






切原「あれ、

あいつ……
"天才クン"じゃないッスか」




柳生「…"天才クン"?」




切原「オレらの中で、
そう呼んでるんスよ。

頭脳明晰、
運動神経抜群、

でも何故か部活は入ってなくて帰宅部だって」




柳生「天才……」




切原「あ、そーだ。

そういやあいつ、
"あの"不二周助の弟らしいんスよ。


なんで県を跨いで
こっちに通ってるかは知らないけど、

テニスやらせたら
レギュラー取られるかもしれないッスね」




視線の先に彼はすでにおらず

帰路に着いたようだった。



ーーーー


不二A


身長165センチ

ツンデレ気質
無自覚ブラコン(?)

・→



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作者名:y | 作成日時:2023年11月28日 18時

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