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JJがAの胃袋のでかさに圧倒されている横で淡々と飯を食っていると、ふとAの様子がおかしいのに気がついた。
さっきまでガンガン動かしていたフォークの動きを止めて、うつらうつらと船を漕いでいる。この様子には覚えがあった、まさか……
ユ「やべえ！」
サッと自分でも光の速度と思うくらい素早くAの前から皿を取り上げると、案の定先ほどまで皿があったところに向かってAがゴンッと頭を打ち付ける。
J「え……何だいこれ」
ユ「寝てんだよ」
J「何故いきなり」
ユ「知るかよ」
緊張が解けて、取り上げた皿を自分の目の前に置いて座った。
Aは先程打ち付けた額の痛みなど感じていないのか、呑気に寝息をたてている。
おそらく大会が終わってたらふく食事を取ったら緊張が解けたのと疲れとで眠ってしまったのだろう。
J「帰る、か」
ユ「……おう」
この間そうしたようにAの肩を担ぎあげて支えようとすると、いいよ、俺がやる。と言ってJJがAをおぶった。
会計を済ませて店の外に出ると、すっかり夜に浸かりこんだカナダの街は冷えきってて、息が白く浮かび上がった。
J「ホテルの部屋まで送っていこう」
そう言って、JJが先に歩く。
JJの背中には、Aがすやすやと眠りこけていた。
AとJJは、なんだかんだ言って仲がいい。
俺と話すときよりも笑顔が多いとか、スキンシップが激しいとかそういうあからさまなものではなくて、何というか言葉にしづらいもの。強いて言うなら雰囲気。
彼らの間には、俺とAとの間に流れるものと違う親しみが流れていた。
ユ「……どうして今日、あんなに強引に俺達を誘ったんだよ」
J「んー？』
少しく前を歩くJJは、人一人おぶっているというのに余裕そうだった。俺はホテルの部屋まで運びこむことすら大変だったのに。
J「そうだなぁ、嬉しかったんだよ」
ユ「何が」
J「何がって」
ハハッとJJが笑うと、白い息が街のネオンに照らされて消える。
J「Aに会えたのがさ」
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めろんぱん(プロフ) - 冷飯さん» (ヾﾉ・∀・｀)ｲｴｲｴ、良かったです (2017年1月7日 18時) (
レス) id: 2189ebac43 (このIDを非表示/違反報告)
冷飯(プロフ) - めろんぱんさん» 恥ずかしい……！！ご指摘ありがとうございます！ (2017年1月7日 18時) (レス) id: d247133e2c (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 18の所でジャンジャックがジャックになってますよ！ (2017年1月7日 18時) (レス) id: 2189ebac43 (このIDを非表示/違反報告)
冷飯(プロフ) - レオさん» はじめまして！わーお褒めの言葉ありがとうございます！わくわくしていただけて嬉しいです！更新頑張ります！ (2017年1月5日 12時) (レス) id: d247133e2c (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく見ています！次の話がどうなるのかとてもわくわくしながら次の更新を待っています(*´∀`)♪ (2017年1月4日 23時) (レス) id: bb13c0b6f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷茶漬け | 作成日時：2016年12月19日 22時
