愛情表現が下手くそなあなたと [冨岡義勇][鬼滅の刃]

第２６話 ページ26

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私の脚の傷は無事完治して、いつも通り鬼殺隊をやっている。

最近は義勇からお手紙の返事が返ってくるの。


そして今日は街に行く約束。隊服デートだけどね？


『お待たせ、早いよ』

「待ってないから安心しろ。早くはない。

　行くぞ」


自然に手を取られる。


『え...？』

「誕生祝いはこれが欲しかったのだろう？」

『そ、そうだけど、その、あの、』

「嫌か」

『嫌じゃない！ありがとう...』

「ああ。(これは...照れているのか)」


いきなりすぎてビックリした。

つい先日まで嫁入り後に〜なんて言ってた人とは思えない。


義勇の手、大きいな。

マメが沢山あって、頑張っている人の手。


待って、私の手カサカサじゃない！？

恥ずかしいんだけど...

あー待って恥ずかしさで手汗が...無理...耐えられん...

そう思っていると


「どうした」


と案の定聞かれる。鋭いよもう。


『義勇の手は努力家の手で、いいなぁって思って。

　それに比べて私の手はカサカサだしなぁって』

「カサカサ？そうは感じないが。何よりAの方が努力家だ。

　あれだけ日々剣を振っているんだからな」


ストレートに褒められて何だかくすぐったかった。

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