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第6話 ページ6

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Aside


せっかく街まで足を運んだけれど、あの時の鬼狩りではないと言われてしまった。

だが今目に見えているあの羽織、あの顔面の傷、少しだけあの時よりも大人びた雰囲気や声。

自分の中では確実に同じ人なのである。

(何だか助けて貰った時よりもカッコよくなってたなぁ、また街に行けば会えるかな)

胸がキュっとなった。

そんな気持ちと少々のショックを抱えての今日は帰路についた。

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不死川side


街でいきなり引き留められた。何かと思い驚いて振り向けば



― あの時の鬼狩りさんですか



そう聞かれた。


何で鬼殺隊のことなんざ知ってやがる、と思い顔を見ると見覚えのある顔。

やたら野菜を持っていたあの少女。

いや、少女という言葉はもう似合わないくらいに幼さは消え、大人びていた。

ドクン、と胸が高鳴った。

その高鳴りを無理やりかき消すかのように、とっさに



― あァ?俺はてめェのことなんざ知らねェ



そう返した。


その瞬間の彼女の傷ついたような表情が頭から離れない。

(ったく、調子狂わせやがってよォ)

そんなことを思いつつ夜の任務に備えて腹ごしらえをしに向かった不死川実弥は、まだこれが恋だと気付いていない。


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つくし(プロフ) - 苺さん» 嬉しいコメントありがとうございます!二つとも見ていただけているようで作者は喜びが止まりません... (2020年3月26日 23時) (レス) id: bfabd74aa7 (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃくちゃ好きです.......。実弥さんらしさが出てます!!冨岡さんの方のお話もとっても素敵です! (2020年3月23日 14時) (レス) id: 1e5d2394aa (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - イチゴさん» 沢山褒めていただけてとても嬉しいです。続きも温かく見守っていただけたら嬉しいです(*^^*) (2020年3月13日 15時) (レス) id: bfabd74aa7 (このIDを非表示/違反報告)
つくし(プロフ) - 由瑞さん» コメントありがとうございます!拙い文章ですが続きも読んでいただけたら嬉しいです(o^^o) (2020年3月13日 15時) (レス) id: bfabd74aa7 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - イッキ読みしてしまいました!文の綴方が好きです。続きも楽しみにしています!! (2020年3月13日 14時) (レス) id: 1e5d2394aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:つくし | 作成日時:2020年3月10日 17時

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